何度でも泣きながらありがとうと叫べ

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エゴとエンターテイメントの両方とも掴もうとしたSKY-HIのJAPRISONツアー

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※ツアー中でネタバレ多く含みますのでご注意ください

SKY-HIのJAPRISONツアー初日@人見記念講堂に行ってきました。  

 

MWツアーが革命的に良かったからどうなってしまうかと思ったけど、

去年の構成を踏まえつつ、個性が強いアルバムの世界を伝えるにはどうするか

という意味で、最適解だったのではないかと

なんとなく構成の違いは、こんな感じ。伝わりますかね?

 

 

記事のタイトルにもあるけど、自身としてもサービス精神とエゴのバランスの両方を実現させようとしたライブになった

 

 

 

 

 MWツアーの感想はこちらを(宣伝)↓

bumpofchokin.hatenablog.com

 

そんなわけで内容の話にはいります。

まず、セトリはこちら↓

 

 

 

What a Wonderful World!!
Shed Luster
As A Sugar
Turn Up
Dystopia
何様
F-3
The Story Of “J”


Role Playing Soldier
Chit-Chit-Chat(おそらく)
23:59
Blame It On Me
White Lily
Blue Monday
Doppelganger
Persona
Name Tag
Walking On Water
Shed Luster pt.2~What a Wonderful World!!


センテンス(脱獄)


Snatchaway
Double Down
Paradise Has No Border remix
One Night Boogie 
逆転ファンファーレ
愛ブルーム
スマイルドロップ
ナナイロホリデー
Limo
Count Down
Blanket
Seaside bound
カミツレベルベット


New Verse
Marble
I Think, I Sing, I Say (Mashup アイリスライト)

 

 

以下では感想をつらつらと

開場SEは自分の曲と仲良い人の曲の織り交ぜ、時折ホワイトとジョーンズの看守が物販宣伝と前説やってた。

 

白い幕で隠されているステージが暗転

アルバムジャケットと同じフォントでJAPRISONと表示

What a Wonderful World!!から

幕のまま映像移す。

ちなみに真っ黒のロングパーカーで最初はフードもかぶってた。

曲後半からShed Lusterへつなぎ。ここまではアルバムの流れ、ここからどうくる?

As A Sugar

おおーここで!!しかもアカペラでなく音源ver

ここで確か幕が捌けて後ろのスクリーンで映像

「こわくない~」って毎回歌わせるの萎えるんだよなぁ(小声)

そしてTurn Up こちらもアカペラ高速ラップでなく音源に近い

元々この曲ドラムはぶっといから生演奏すごくかっこいいからよかった~

 

FREE TOKYOからも曲やってくれて、嬉しい誤算だった! 

と、いつもは中盤に持ってくるゴリゴリにラップするパートをはじめにやる

正にJAPANESE RAP IS ONを宣言していた!!

 

ここからアルバム曲パートへ、まずはRole Playing Soldier

スクリーンにRPG映されてた。知らない曲あって、特に告知してなかったけどあれがChit-Chit-Chatなのかなー ぶっちゃけ、印象に残っていない笑

 

23:59からのBlame It On Me 既存曲がいいタイミングできた!

 

White Lily

Blue Monday

この辺りは前にでてまた前の幕が下りてそこに映像映す

バンドが見えなくなって一人でラップして踊っているミュージカルのような景色になる。

 

で、アルバムの流れでDoppelganger、Personaとまんま再現できてたわ~

生演奏のName Tagはバッチバチだった。よく生演奏でやったな笑、特にドラム!

Shed Luster pt.2

 

事前の宣言通り、MCなしでガシガシ進む。

 

しかし、ガッと盛り上がる曲は少ないから、よく言えばヒリヒリ引き込まれる、悪く言えば少し間延びしてしまう。

 

そして「What a Wonderful World!!」に戻ってきて、語りかけが加わって前半戦終了

内容忘れちゃったんだよな~… 他の人レポ読みながら追記予定 

 

センテンスはやっぱり脱獄のお話

囚人2人と看守2人、最近脱獄したヤツがいるからそれに続けと意気込む2人

だけど、退屈な日常に飽き飽きして看守も一緒に脱獄しようとするが、

あと一歩でつかまりそうなピンチに!そして登場SKY-HI お前が脱獄成功者か!

穴を掘るのはドラムだ等、音楽でピンチを切り抜けようぜ~みたいなまとめ

 

そして後半戦はSnatchawayから!

はい、後半1曲目にこれはこのままぶち上げコースですね~

前半にアルバム曲を固めて、後半は定番曲で固める構成は、Perfumeと同じですな。


Double Down

こちらも定番!次はMs. Libertyかな~と思ったら、急にアメリカのショーみたいな煽りからのスカパラトリビュートで参加したParadise Has No Borderのremixキター!

これはアガった~~いいね、ホーン隊もラップも最高

音源はもちろん、本家とのライブでのコラボなんて見れたら楽しすぎるわ

ビバラロックで実現しないかな?

 

そしてOne Night Boogie 

きました~前回でバケモノじみた演出をかました曲、今回は大人の寄り道なるかな なんて淡い期待を抱きながら間奏に差し掛かると

 

音が止まる

 

 

 

そしてフツーに喋りだす。

 

 

 

 

「いや、これMCじゃないよ、曲の途中で音止めて勝手に喋ってるだけだよ」

 

 

イヤ、なんだそれーーー

 

 

個人的には正直ガッカリしてしまった。

インタビューで「ミュージカルで話している人がイキナリ歌うのが違和感っていうヤツの逆で、さっきまであんなにラップしてたのに急に話し出すみたいになるのがイヤだから今回のツアーはMC無しで行く」

っていうのを読んで、メチャメチャ期待していって、実際ここまですごく良かったのに、結果的に懸念してた状態に見事になってませんか?

まぁフロアはそりゃ喋ってくれた方がいいんだろうけど…

明言してて勝手に期待値上げたのもあるし、個人的にMC少ないライブが好きということもあり、急に冷めてしまった

 

大人の寄り道はしない代わりに、SKY-HIカウントダウンと称して、

今までのライブで盛り上がる曲を10曲ノンストップでやる流れに

 

そこからは

逆転ファンファーレ→愛ブルーム→スマイルドロップ(2番から)→ナナイロホリデー
Limo(引き語りから通常ver)→Count Down→Blanket→Seaside bound→カミツレベルベット

とぶっ通し!!

正直、Blanketはもういいんじゃないかとか思ってしまったけど、女子人気とコールアンドレスポンスを考えると外せないのかな。

朝が来るまで推しの自分にはキツイ… ナナイロホリデーの弾き語りは良かったな~

けど他がMCショックが尾を引いてあまりノレなかったわ

 

そしてまたMCへ。ただ、ここは喋るべきパートだった。

「今まではカミツレは最後にやってたから、中盤にやるのは初めて、

それっていうのは曲を作り続けて大事な曲が増えたから」みたいな内容

そんなMCからNew VerseとMarble

MarbleはMWツアーとの聞こえ方が全然違った。

「教壇から降りたかった」と本人が言っていたけどまさにその通り

前回は徹底的に楽しませた後だったけど、

今回は自分の内面に向き合い続けたうえでの肯定で、「いいこと言おうとしている感」はなかった。 

 

アルバム通りの流れで終わるかと思ったらまだステージから捌けずに最後、また話す。

あと1曲やるらしい。

正直「もうやる曲ないじゃん、マジで何やるの?」と思っていたけど

MCの最後に「この世界は君が思っているより優しい」

からの最後はI Think, I Sing, I Say

そうきたか~~~~

しかも2バース目からアイリスライトのマッシュアップと芸が細かい。

そして最後はメンバー1人ずつ紹介して捌けるを全員分やって最後に自分が下りる

 

 というわけで終了、アンコールなし

アルバム曲固めて後半は定番曲って流れは今後ツアーの形として普及しそう。

アルバムって形でリリースするなら、それだけ理由とか曲同士の繋がりが必要で

それをライブで再現するとなると、間に既存曲の入る余裕は少なくなる。

 

そうやって自分たちのメッセージや今のモードをしっかり伝えつつ、

とはいえ、開場全員を楽しませるエンターテイメントとして成立させるために後半はいつも以上に盛り上がる定番曲目白押しスタイルですね。

 

ただ、前回のMWツアーが個人的に好きだった分、それを超えられたかというと際どい。

 

あの急なMCの有無で印象だいぶ変わるんだよなぁ

個人的には三浦大知や星野源に肩並べるくらい、もっと称賛されるべきだと思っていて、ただ現状を見るとどうしても一段階距離がある。

 

好きになって3年目になるので慣れはもちろん、感動の閾値がイカレてしまった気がするのでMW、OLIVEに比べると満足度は低かった。

ただ、MCで言ってたたけど、今年はアルバム出さないからフルバンドツアーも次は未定らしい。

長く好きだとこういう時期は絶対あるので、ちょっと間が空いてみるとまんまと大号泣なんだよね(去年のBUMPツアーがそれだった)

 

アルバムの予がないので今後の音源は自由な制作になるんだと思う。

JAPRISONはラップミュージカルだったけど次のアルバムでは、それこそボヘミアンラプソディーみたいな展開が変わりまくるラップオペラ的な曲ができたり、

マイケミのブラックパレードみたいな1枚のストーリーになっているアルバムにならないかと予想してるけど、こちらの想像を超える新しいモノが聞けると信じてる。

 今回はエゴとエンタメ完全な両立にはならなかったと個人的に思うけど、それが実現できた時は星野源や三浦大知に並ぶ売れっ子になるハズ!!

 

 

それでは