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ROCK IN JAPAN 2019 8/10感想「売れる事と続ける事は正義」②

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今年も行ってきたロッキン3日目感想の後半です。こちらではあいみょん先生、BUMPの感想になります。

 

前半のモーニング娘。 RHYMESTER クリープハイプ UNISON SQUARE GARDENはコチラ。イヤー暑かった!

www.crying-thankyou.com

 

ここからは暑さのピークを過ぎ日も暮れてきた、いい感じのシチュエーションでのライブです。

 

 

あいみょん

セトリ

リハ ジェニファー

01 愛を伝えたいだとか
02 君はロックを聴かない
03 ふたりの世界
04 今夜このまま
05 恋をしたから
06 生きていたんだよな
07 真夏の夜の匂いがする
08 貴方解剖純愛歌 〜死ね〜
09 マリーゴールド

  

これは冗談抜きで神が舞い降りた。一瞬たりとも目が離せなかった。ライブ直後の感想↓

 

年明けからドハマりして以降、「あいみょん先生」と呼ばせていただいておりましたが、ホンモノ見たらそれでも敬意が足りなくて、もはや「あいみょん閣下」

 

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UNISON終わりにせっかくだから前の方で見たいと思い移動したものの、全く動けず満員電車状態になる。リハの終わり頃にあいみょん先生登場、はじめましては本編でしたいから身をかがめて耳塞いでいだ。

 

けどやっぱり見たくて首を伸ばしたものの、意外にもあいみょん先生背が小さくてボンヤリとしか見えない笑

 

ただ、歌声はリハの時点で衝撃だった。なんというか、声の制圧力がエゲツない。ひとたび歌い始めると雰囲気がガラッと変わるというか、声が160キロストレートで耳にズバーン!と突き刺さる。突き刺さった後は謎の電気属性帯びてて衝撃か全身を駆け巡る。

 

バンドメンバーはリハの後残ったけど、あいみょん先生は一旦捌けて、赤いダボッとしたTシャツに着替えて登場。SEはなく、出てきてちょっと間があってヌルッと1曲目『愛を伝えたいだとか』が始まった。

 

本当に歌声がCDママ、仮に「ホログラム映像にボーカル音源乗せてるだけです」と言われたら「ですよねー」って返してしまう位のクオリティ。たまに音源以上に語尾を伸ばしてくれてようやくリアルあいみょん先生だと感じられた。

 

2曲目にもう『きみはロックを聴かない』やってくれた!あんな大名曲をそんなアッサリやってしまうの強すぎる。関ジャムで流れたときにもっとハマっていれば…2018年最大の後悔ですね。

  

続いてはアルバム曲で『ふたりの世界』この曲歌ってるの見ると、「あーやっぱ年下なんだな。ウチの弟と同い年なのに、すごいなぁ…」って思うけど、やっぱりいい声が過ぎるんだよ

 

イントロで小さい歓声が沸いた『今夜このまま』を挟んで、次はまさかの選曲で『恋をしたから』 弾き語りと少しだけ入るピアニカの音。個人的に弾き語りは料理だと寿司だと思っていて、ボーカル以外は限りなく音数が少ないからごまかしがきかない。だからこそ声質の良さ、スキルが際立つ。

 

そんなあいみょん先生の弾き語り、極上握りだった。バカみたいに歌うめーんだわ。

 

ただ、事件はここで起きました。なんと弾き語りで歌詞忘れ

歌ってる途中に「…あれ、次なんだっけ?『恋をしたから、のどを通らなくなって』で…(2秒ほど黙る)あっそうだ」そのまま続き

 

開場の5万人は全員「何が起きているんだ?」と思っていたと思う。

 

この前A-sudioに出たときに話してた「歌詞が家出する」現象を早速お目にかかれたわけで、ある意味レアすぎるし、タイミングとしてはこれ以上ないくらいタイムリーだった。

 

この「歌詞の家出する」現象はもう一回あって、2回目はあいみょん先生も心なしか少しイラっと(悔しそうに)していた。けど特に謝ることもなく歌詞を思い出し、そして何事もなかったかのように歌に戻る一連の行動がかえって緊張感を生み、観客全員食い入るように見入ってた。

 

 タイミング忘れたけど、MCはこんな感じ

「熱いですね、これはさすがに夏と言っていいですよね?皆さん熱中症とか大丈夫ですか? まぁ大丈夫か」(イヤここ数日クソ暑かったやろーが、それに自己完結すんなや!)

 

「なんで大谷翔平のタオル掲げとるん!イヤ同い年やけど、同い年やけど!」 (なんで2回言うたんや…)

「ふぁー何話そうか忘れてもうた」(マジで!?)

 

ただの感じの良いねーちゃんかよ笑。自由すぎた。

 

後半戦はやらないと思ってた『生きていたいんだよな』からスタート。イントロで鳥肌、ポエトリーリーディングな早口から「綺麗で〜」とメロディが移り変わる瞬間が滑らかだった。

 

「新曲を出しまして、はじめてやります。お手柔らかに」

この辺で思った。あれ今日『ハルノヒ』聞けなくね?

 

イントロが鳴った矢先、再び事件が起きる。 

「あーちょっと待ってください、ごめんなさい。入り方ミスったわ。改めて、お手柔らかに」

あいみょん先生マジで先が読めなさすぎますぅぅぅぅぅぅ

やり直してからはバッチリだった。ここでもBメロからメロが伸びやかになる瞬間がたまんない。

 

『 貴方解剖純恋歌』ではまさかの合唱発動で困惑

  

最後は『マリーゴールド』この時間帯の夕暮れと大きい雲が何よりの演出だった。夏の野外の夕暮れ時という瞬間×2019年現時点で人気度ピークで考えると、これ以上ないくらい最高のシチュエーションで聞けた。

 

出す曲全部良い曲だけど、やはりこの曲は段違いで強い。一言で言うと参りました。

 

終わってから比喩ではなく、空いた口が塞がらなかった。 

曲が始まるたびに、息をのみ、呼吸を忘れて聞き入る。曲が終わるとフゥーっとため息がでる。それも束の間でまた次のイントロ(名曲)が流れて「ッヒィ…」ってなるの無限ループ

 

今のバカ売れ状態は本人からしても、きっと理解不能なんだなぁ心持ちが全然フツーの人というか、とても自然体。気持ち的にはライブハウスで200人くらいの人前にやってるノリのままなんだろうか。

 

雑誌のインタビューで「バンド従えて横浜アリーナ2日間は不安です」って話してて、「イヤー何をおっしゃいますかぁ あいみょん先生~~」とか思ってたけど、本当なんだな。でも天狗になったり変に身の丈に合わないこともないだろうから、安心して見ていられますね。

 

ただ『ハルノヒ』聞けなかったことだけが唯一心残りだったので「横アリ行くしかない!」と思ってたら一般撃沈して絶望したけど、代々木2デイズ決まったからどうにかして馳せ参じる所存!!

 

終わってビール飲みに捌けて休憩、友達とあいみょん先生の話を延々していたら聞こえてくる「あの半音下げチューニングのギター」いよいよラスボス 

 

BUMP OF CHICKEN

BUMPはツアーとかなり内容被るので、軽くネタバレ無しの範囲で触れて、気にしない方は後半まで読んでください。

ラスボスは我らが教祖サマ藤原基央、こんだけ色々見ても結局BUMPがベストアクトかっさらうんだよな。

 

 

序盤で曲中にMOTOOサマ、いつもより少しテンション高めなあいさつ「こんばんはBUMP OFCHICKENです。楽しそうだなひたちなか!俺たちも混ぜてくれよ!」 

 

 MCはいつも通り基本はチャマ

「みんな熱いから助け合ってね」

\(はーーーい)/

「もっとかわいく!」(なぜに!?)

\(はいッ)/

「超かわいいじゃんロッキン。BUMP OF CHICKENの皆さん準備はいいですか」 

藤・増「(完全に気抜いてるとこ急に振られてビックリしながら)ッふぁい!!」

 

最後の方にはMOTOOサマもしゃべってきて

「今日楽しかった?僕達もすごく楽しくやらせてもらってます。ありがとう。」

「楽しかったことも、もしかしたら友達と喧嘩したとか嫌なこともあったかもしれない、そんな今日の思い出の最後にほんの少しだけ混ぜてください。」

 

このどこまでも低姿勢なのがBUMPさんなんだよな。あなた様を1番の楽しみにして来た人がどれだけいると思っているんだよ!

 

アンコールではMC改め教祖サマ藤原基央のありがたいお言葉をいただけました。

前後関係や語尾は曖昧だけどこんな感じ

「今日は本当にありがとう。まずは今日ステージに立ってくれた全てのアーティストとスタッフに感謝します。」

 

「次にロッキン20周年を迎えるこの場所に。このフェスがなかったら世に知られなかったバンド、アーティスト、曲たちがあります。そして、聞いてくれる君たちがいなかったらロッキンの看板だってないわけだからね。見てくれよ19って」(MOTOOサマ、それは2019年の19であって、20周年の数字ではないですぞ…)

 

「最後に拍手をもらっていいですか?ここまで素敵な音楽やフェスを作ってくれたアーティストやスタッフ、そして自分たちに拍手をしてください。」

  

「音楽なんて衣食住のどれにもないし、なくても生きていける。それでもないと生きていけないのが俺たちと君なんだ。 今日は本当にありがとう。」 

 

主催ワンマンかってくらいの風格。スタッフはもちろん全てのステージに立ったアーティストへの感謝、なにより聞いてくれる君たちがいるからこそ僕らがいるって言葉がありがたい。最近の藤原基央はリスナーに対して全肯定で気ぃ抜くとすぐ泣いてしまう。

無くても生きていけるけど、自分をはじめ音楽好きは、ないと生きていけないんだよなぁ。

 

※以降はネタバレ込みの感想(aurora arkツアーと内容がかなり被っている)なので、これからツアー参加でネタバレNGな人は「ロッキン総括」までスキップ願います。

 

 

 

 

 

 

 

セトリ

SE aurora arc
01 Aurora
02 虹を待つ人
03 天体観測
04 月虹
05 車輪の唄
06 記念撮影
07 話がしたいよ
08 リボン
09 望遠のマーチ
10 ray
11 新世界
12 流れ星の正体
EN1 カルマ
EN2 ガラスのブルース

 

完全にツアーセトリまんま。っていうかツアーの茨城公演だった。まずオープニングでツアーと同じ映像で「Aurora ark」って名前バーンって出しちゃうんだもん笑

ほとんどフェスの私物化。

 

ツアー初日のレポあるので、詳細はこちらに

www.crying-thankyou.com

 

ツアーと同じく『Aurora』始まり、以降は固定枠そのまま

可変枠の4曲目はチャマが5弦ベース持った瞬間に勝ちが確定した。コールアンドレスポンスから始まったのは『月虹』やっぱり尋常じゃなくカッコいい!本当に申し訳ないけど『シリウス』は「手癖で作ったでしょ?こういうのが好きだろ?みたいなノリで作ったでしょ?」と問い詰めたくなる位には既視感ある。

 

アイドル的な自己紹介は今回は尺の都合上、シンプルに。

ボーカルギター 作詞作曲 藤原基央! ギター増川弘明! 

バースデーボーイ升秀夫! 金髪チャマ!

 

 非アルバム枠は『車輪の唄』、時間的に『プラネタリウム』は早いとはいえ、この曲かぁ(笑) 2016年ロッキンでも聞いて、その時も「あーこれかぁ」ってなったのだけそ、その再来だった。

 

 『話がしたいよ』本当に曲のスケール感が大きい。会場中が藤原基央の声で包まれる。

「夏の終わる匂い」を「君の好きな匂い」に歌詞アレンジ

 

『リボン』はTOYSバンド好きとしてはどう抑えたってニヤニヤしちゃう

  

そして『新世界』ツアー初日に比べて、さらに自由度が上がった。やっぱ1番はフツーに歌って、その後にハンドマイクっていうのが衝撃として大きいんだな。指ピストルでバーンはもれなく死亡。

 

今回は下手ばかり来てくれて上手はカバー薄かった気がする。広さもあるけど、ペース配分考えてくれ、MOTOOサマ笑 最後の『流れ星の正体』 もちょっとゼーハーしながら歌ってたような気が… ツアーと同じく、最後にオーロラがバックに浮かび上がる。

 

アンコール1曲目はなんと『カルマ』初日では聞けなかったから嬉しかった。『月虹』にさんざん騒いでいたけど、「お前ら、俺の事忘れてないか?」と言わんばかりの圧倒的なカッコよさ。というか2007年の時点で曲のスケール感がスタジアム級ってトンデモないバンドだな。

 

最後の『ガラスのブルース』も圧巻。17歳の時に書いた曲がこんなにたくさんの人の前で演奏するだなんて、作った時は微塵にも思わなかっただろうな。そしてこれだけの人に刺さるんだよな、藤原基央オリジンの曲 最後は「僕はいつも精一杯 に歌う」とアレンジ

 

MOTOOサマありがたいお言葉の最後に「お前ら汗かいたから、汗拭いたり、なんか着たり、するんだぞ。ちゃんとしないと怒るからなっ(怒ってるポーズ)」(会場全員の気持ち「お願いですから怒ってくだされ」)

 

というわけで終了

 

ロッキン総括

ほとんど1日グラスにいたわけで、当日友達とも話してたけど「やっぱりメインステージに立つ人はかなりの人数から支持もらっているわけで、何かしら突き抜けているモノがある」っていうのを実感した。

 

モーニング娘。やUNISONやRHYMESTERのように自分のスタイルを崩さず続けている人も、BUMPみたいに活動の中でスタンス変わる人も、クリープみたいに頭ではわかっているけど身体が求めてしまう人、あいみょん先生のような文句のつけようがない天才も、各々が自分のスタイルで売れている。

 

個人的にはクリープ→UNISON→あいみょん先生→BUMPって並び、良く見る「ほう、○○がやられたか、だがアイツは我ら四天王のなかでも最弱、そうだな」的に思っていていて、

 

もっと言うと、るろ剣の志々雄真実と十本刀のような圧倒的な並びだった。

行動は難アリだけど腕は確かな宇水=クリープハイプ

自分の道を極めすぎてレベルが違う強さを誇る安慈=UNISON

若いのにずば抜けた才能でNo.2にまで成り上がる宗次郎=あいみょん先生

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そして何人たりとも敵わない圧倒的ラスボス志々雄真実=BUMPさん

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1日を通して何回くたばったか分からない。もう今後このメンツを1日で見るのは絶対に無理だろうな~

 

ロッキンのメインであるバンド系は完全に流行りから遠のいてしまったけど、J-POP寄りのメンツを楽しむ場として、これからもロッキン行くんだろうな。もう少しHIP HOPやR&Bをハマればサマソニ派になるのかね。

 

来年のロッキンはオリンピックの都合上で久々の3日間開催だけど、個人的には見たい人が集中する確率が高くなるので楽しみ。

 

あとはフィロソフィーのダンスさんを見たい…TIFや@JAMのメインステージまで行ったグループの多くが近年ロッキンに出ているから、順当にいけば次の「アイドルがロックフェス殴り込み来た」枠はフィロのスなんだよ。運営の皆さま何卒

 

そんなわけで今年もありがとう、来年もよろしくロッキン!

 

 

それでは