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アンタはやればできる子なんだから!BIGMAMA『We Don't Need a Time Machine 2020』

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配信ライブ三昧の2020年夏、期待値が低かっただけに満足度がトップクラスに高かったBIGMAMAの初の配信ライブについて愛憎入り乱れでお送りします。本当にタイトルの通り、やればできる子なんだからいつもやれよ金井政人!

※2020年夏以降、溜まりに溜まったライブレポ等をこれから随時公開予定

 

 

BIGMAMAが新体制での初ライブを迎えるまで

ブログでBIGMAMAはおそらく初なので、いつものように長い前置きからスタート

元々は高1の時にラブリブを友達からオススメされて以来、好きなバンドトップ3に入るほどに大好きだったんだけど、2012年くらいから曲の雰囲気が変わり、昔の曲も披露する頻度が減って段々と熱がなくなった。とはいえ新譜は文句言いながら聞いてるし、年1でワンマンには行ってて、年間ベストにもライブ部門にしか入らない立ち位置にはなってしまったけど、大事なご贔屓さんの1組だった。

 

そんな中で2019年はついにワンマン1度も行かなくなってしまったな~なんて思ってたらリアドの脱退、しかも理由が理由だから本当に悔しかったし悲しかった。よりによってすぎるだろ

 

脱退前はUNISONファンタイムでママゾン2マン、最後の母の日ワンマンに行く予定だったけどコロナの影響ですべて中止でそれも叶わず、きちんとした区切りもないまま、リアドはBIGMAMAを抜けアレキのサポートドラマーに専念してしまった。

 

という中での今回のイベント、元々は有観客を検討していたけど8月時点で事態は変わらず無観客配信ライブによる新体制のお披露目という場

バンドとして歴史的な場になるから、この目で確かめて文句言おうと思ってチケット買ったんだよ、本当に笑

 

歴代の曲をやるイベントの名前で、久々に出してきた感はある。ロゴまで完全にBACK TO THE FUTURE(以下、BTTF)オマージュ

画像

 

正直、7月8月のUNISONがロックバンドの配信ライブとして最適解すぎたので、どう良かったとしてもMAX80点な満足度だと思ってたけど、見事に裏切られた。

UNISONとはまた違ったアプローチで、配信ライブ屈指のクオリティを見せて、久しぶりに金井政人の掌で豪快にタップダンスを踊りきった。

 

特筆すべきポイントは3点。

・生配信とアーカイブのセトリを変更し、一度で二度楽しめる仕組み

・生のライブパフォーマンスと事前収録パフォーマンスを織り交ぜる

・上記2点をやっても違和感がないようなライブのコンセプト、セトリ構成

もしかしたら他のアーティストでやっている人もいたかもしれないけど、個人的には初めて尽くしだったので、今後似たような演出を見かけたらBIGMAMA方式と呼称する予定 

 

退職前の引継ぎでバタバタしてたから数日後にアーカイブで見た。見終えるまで一切ネタバレされたくないからミュートワード「BIGMAMA ママ」で関連フォロワーは非表示にして徹底ガード

なので、生配信とアーカイブの違いトリックは楽しめず、リハの映像はアコースティックセクション前の転換中の繋ぎかと思ってたから、その後特に何もなく続いて肩透かし喰らった笑

 

セットリスト

アーカイブ

00 I Don't Need a Time Machine(サビのみ)

01 the cookie crumbles
02 Neverland
03 We have no doubt

04 Flameout
05 神様も言う通りに
06 Sweet Dreams

07 Lovescape
08 I Don't Need a Time Machine~ダイヤモンドリング(2035/09/02)

09 Make Up Your Mind
10 SPECIALS
11 ファビュラ・フィビュラ

12 Paper-craft
13 俯瞰show
14 CRYSTAL CLEAR

15 beautiful lie, beautiful smile
16 #DIV/0
17 最後の一口
18 little cloud

19 セントライト
20 The Naked King
21 I Don't Need a Time Machine

 

参考 生配信時

00 I Don't Need a Time Machine(サビのみ)

01 the cookie crumbles
02 Neverland
03 We have no doubt

04 Make Up Your Mind
05 SPECIALS
06 ファビュラ・フィビュラ

07 beautiful lie, beautiful smile
08 #DIV/0
09 最後の一口

10 Lovescape
11 I Don't Need a Time Machine~ダイヤモンドリング(2035/09/02)

12 little cloud

13 Flameout
14 神様も言う通りに
15 Sweet Dreams

16 セントライト
17 The Naked King
18 I Don't Need a Time Machine

 

ライブレポ

※アーカイブ版のセトリを基に書いてます

 

ライブ映像になるとデジタル時計がアップで、映される。定時少し過ぎたらここ数年使われる頻度が高い第九のSEで入場。色んな大きさの時計の装飾。ウワサのバケツくん、あらためて見るとインパクトすごい。 金井の準備ができてスタート

 

それは君となら迷わず今日を 毎日繰り返す気がするからさ 気がする いや出来るはず

 

イベント名の元ネタであるタイムマシーンのサビを歌い上げる(相変わらずギターの弾き方がベーシストすぎ)そこからBTTFデロリアンの時間セットの映像が流れてある時空へ飛んでいく。その先は

 

2007年12月5日 1stアルバムにして棺に入れて欲しいアルバム10選待ったなし『Love and Leave』

ここでブチあがる。そうなったら真の1曲目はこれしかない

スティックカウントからのクッキー!やっぱ1曲目はこれしか認められねぇんだよ!!(ほとばしる老害)

早速やらかしポイントで、イントロで謎のノイズが入ってしまうw

 

最近はワンマンでもやらない日が多くなってしまったけど、ゼロ年代後半~テン年代前半を支えた紛れもない代表曲ってことを忘れるなよ

 

クッキー終わりに向かい合うから矢継ぎ早に速い曲かと思ったら、なんでネバランは限定シングルverのはじまりなんだよ!2曲目なんだし、往年のパターンでオープンハイハット シャンシャンからのin my backpack~でいいじゃん!そこは勢いで押し切ろうよ!!(武道館ぶりに聞けた喜びと同じくらい小言がうるさい)

 

そして『we have no doubt』も武道館振りか~補正MAXだけど、こんなにカッコよくてワンエンドオンリーな曲たくさんなのになぁもっと売れても良かったのに

 

※クッキーとネバランはダイジェストで公開

www.youtube.com

 

ここまで3曲やってまたBTTFタイム。行ってないけど、たしか2013年に赤坂BLITZでやった時はスクリーンにルーレットが投影されていたはずだけど映像で凝ることもできるし、この企画は配信向きだな。 

 

5thバニブラ期。真緒さん神様イントロミスってtake2、なんだか珍しいね笑

『Sweet Dreams』は金井キーボード、相変わらず最近のアルバムになると違うバンドのライブに来たみたいにリアクション変わる自分に我ながら面白い

 

再びのBTTFタイム、今度は3rdキターーーーーーーー『Lovescape』ではハンドマイクでライフル型の水鉄砲片手に、ステージ降りて会場を練り歩く。2回に移動して歌詞に合わせてバーカンのスタッフと銀行強盗コントもやったり、普段見れないプールの様子も見れたりした。

ただ途中で”白昼堂々 週末の逃走劇”を”19時過ぎの新木場の逃走劇”と歌詞変えしておそらくそれ用に時計も壁につけてたんだけど、カメラスタッフと連携上手くいかずあっちこっちしちゃってた(笑)

 

そしてここへきてのタイムマシーン、冒頭の頭サビだけだったから待ち望んでたよ!と思ってたら1サビ終わりの間奏で突然BTTFタイムになる。今まで過去日付に移動してたのに今回は未来日付へ、何かと思ったらダイヤモンドリングの日2035/09/02 だったぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

この日1番のブチ上がり、BTTFモチーフであれば未来日付も当然だけど、過去に戻るものばかりと思っていた中での未来への驚き。有観客でスクリーンにしてたたここまでの没入感出せない、配信ライブだからできるカメラワーク。それを自分らの持っている曲の中で1番映える曲でやる、そしてよりによって自分の中でも思い入れMAXな往年の名曲の繋ぎ、これはズルいって~~~~~ラスサビでなぜか感極まって泣く恒例のやつを今回もキメた 

 

次は6thファビュラ期ですが老害なのでスキップします。

 

3曲終わったのでまたもBTTFタイム、が様子がおかしく映像が乱れて

今日日付になり、リハーサルという形で本編でアルバム単位で特集できなかった2nd、5th、7thの3枚から1曲ずつ

最初は『Paper-craft』でちゃんとグレーパーカーオンフードで登場。

1回目見た時は「なんでダウジング特集しねーんだよ」とキレ散らかしてたけど、2回目以降は「ペーパーやるからグレーパーカーだな」と考えて、出る前にフードを忘れずに被ってくれたって思うと「大丈夫さ、その気持ちだけでうれしいよ」(My Greatest Treasureより)って気持ちで全力で抱きしめたくなる 金井政人メチャクチャ愛おしくない?! 

 

リハ編が終わると『short film』に戻ってリトクラ、今日日付で最新曲の『セントライト』と新曲初披露で『Naked King』このブロックはバンドの過去(原点)、現在、未来を行き来する流れ、2曲は最近の中ではまだ聞ける感じだったな

 

最後はこの日3度目のタイムマシーン、満を持してフル演奏。やっぱりこの曲は細胞レベルで身に沁みついてる、本当に本当に、メロディが良いのよ。

 

MCは全くしないままアンコール無しで終了。アーカイブ期間も往年の名曲ブロックをひたすら繰り返してた。本当に辛い時期で心の支えだったよ

 

まとめ

妄想王子の異名を持つくらいだし、大喜利力は高いんですよ。金井政人という男は!

何よりセトリ変更ならびにアーカイブのみの曲でリハのサウンドチェック付という、さすがのこだわりっぷり

アルバム毎に曲を固める今回のコンセプトだからこそ、ブロック単位の入れ替えなら違和感全くなくできる

 

ビスケットビスさんは大きな違和感はなく完全再現だったけど、少しばかり力強さが足りない?これは直接見ないとわからんかもね

※2022母の日で直接ライブ見たけど、この時の違和感は間違ってなかった。これは要経過観察

www.crying-thankyou.com

 

配信ライブというお題を与えられて中で色んなアーティストが試行錯誤していたけど、カメラワークという点でUNISONの右に出るものはいないけど、演出部門ではBIGMAMAと三浦大知がツートップになる

セトリが新旧織り交ぜで思い入れ補正を差し引いても、この試みは面白いし、その後2022年までも他で聞いてない!コロナの落ち着きに応じて規制も緩くなり、段々と有観客ライブに戻ってきてしまい、配信ライブは下火になってしまったけど、後々振り返っても驚く仕掛けだった。新体制という節目でなかったら全く違う配信ライブになっていたかもしれないけど、結果的に「まだBIGMAMA終わっちゃいねぇ」と強く感じさせてくれるライブとなった。

 

 

それでは