『ati natu』(読み:アティナトゥ)という相変わらずゆるいタイトルのEP、3曲ならシングルでは?と思ったけど1曲目の『Sunburn』聞いてぶっ飛んだ。レイチェルが「すごい拡散して!!!」って言うから何事かと思ったけど、これはマジなヤツ。ずっと思ってるけどchelmico早くアネッサのCMやってくれ~資生堂さん頼んます。
みんなRTしてくれー!!!大拡散希望だ!!!!!!!!良いことをしよう!!!!!chelmicoを世間に教えてあげるのは、良いことです!!!!!!!!!! https://t.co/9ITGQKnSPM
— Rachel (@ohayoumadayarou) 2024年7月23日
記事タイトルの通り、一度でも一瞬でもchelmicoを好きだったことがある人には届いて欲しい。この曲に関しては久しぶりな人の感想が聞きたい。でっかい”ドラマしろ”があると思うのよね
日本語ラップクラシックとしての強度
まず何よりも先に、イントロ1秒で予感させるベストアクト、日本語ラップクラシックサマーチューン部門には欠かせない大事な要素、主張しすぎないけどハチャメチャに良いギター!!!!ライク ア ケツメイシ『夏の思い出』RIP SLYME『楽園ベイベー』なのよ!(個人的にはSTUTS 『Summer Situation』 DJ HASEBE 『Groovin' in the Sunshine (feat. BASI & 向井太一)』も外せない)
他の曲と異なるのはギター2本の絡みが強いところかな?アウトロのギターソロまでありがとうございます。ちなみにトラックはおめでたズ、演奏はDENIMSとのこと。「トラックに引っ張られて切ない歌詞になった」とのことなのでマジ感謝ッス
✴︎new works✴︎
— やじまたくま | YAZZY BEATS (@yajimatakuma) 2024年7月24日
chelmico "ati natu ep”の収録曲「Sunburn」の楽曲プロデュースをさせていただきました!㊗️🏝️🌞
バンド演奏にはDENIMSの皆さんに参加いただき、最高なチームでの制作でした☺️
これ聴いてみんな最高なアティナトゥを過ごしてネ!🍉@chelmico_offi@DENIMS_official pic.twitter.com/hlK7sBXBIu
chelmicoは韻に重きを置いてないと思うけど、フックのsummerとsunburnという超シンプルな韻も「どの口が何言うかが肝心」という点でchelmicoが歌うからグッとくる。
夏のエモいが詰まってる
1バース目だけ聞いたらただの良い夏曲。とはいえ強度が違う。思い出してますねぇ相手なんて誰でもいいのよ。同じ夏は二度と来ないし、夏ってだけでキラキラしてんだ。何度でも、言い方変えて語り継いでいこう。大事なことだからね。
タイムマシンとして有能すぎる。曲を聞いて匂いと景色と一緒にいた人を思い出す。五感で味わう夏。レイチェルのこの声の感じで歌う切ないサビ、どの曲だっけかな?たまにしか出てこないけどメッチャ好きなんだよね
君の匂いと同じ風
通り過ぎていっただけ
眩しくて目を細めるよ
あくまで思い返している歌詞=その瞬間を歌っているわけではないから、時間帯がどこでも当てはまる気がするんだよね。日差しのキラキラはもちろん、祭りや花火大会に行く前の夕焼けもだし、日が暮れて過ごしやすくなって深夜に散歩してる感じにもハマる。(試してみたら夜はイケたけどさすがに夕方は違った。けど曲聞いてるときのあれこれ考えめぐらす感じが瑞々しいから残しておく)
chelmicoの歴史を踏まえると十重二十重にエモい
この曲の核は2バース目と思っていて、これまでかなりの夏曲を出してきたchelmicoだからこそ、夏の最新曲2バース目で歌うことで出せる重みがある。
chelmico好き度合いによって異なる。珍しくファンに矢印向いた歌詞じゃない!?ずっと好きな人には選りすぐりの夏が、ちょっと好きな人には 聞いてた頃の夏が蘇る。
君 耳 日々 意味 私の日々 シミ 短いとiiで踏む鈴木真海子さんフロウがグッとくると気持ちいいを両立させている。続くレイチェルパートでエモのピークを迎える、ここめっちゃリリシストというかベテランのラッパーぽくない?
あたし 風に吹かれて揺れてるだけ
ブレて見えんならそうかもね
しかし 確実に動いた時計
今は君と見てたステージの上
バックインザデイものと思わせといて、”あの頃”を思い返している「今この瞬間」に突き刺さってくる。
年々日焼け起因で肌が黒くなったり荒れたりを実感しているけど、これは夏の積み重ねの象徴なんだな。『sunburn』というタイトルからそんな事まで考えてしまったり
こんな感じ。chelmicoも10年選手だしな~ エモいことするなぁ!と思ってたけど、インタビュー読んだら矢印の先は主にお世話になった人のことだった笑 すみません、UNISON武道館以降、エモ洪水中でして… でも聞いた人思わずドキッとしなかった?
インタビューでも少し触れてたけど、気候変動で酷暑が進み、夏の過ごし方が変わり始めている昨今、数年後数十年後に振り返ると今は過渡期になるはずだし、失われゆく”あの頃の夏”を思い返す2024年ならではな視点かもしれない。
リリスクも歴代夏曲まとめ出してたよね?chelmicoも欲しいな~タイトルにsummerや夏があるだけでも十分だし、『Navy Love』とか夏を描写した曲って括りならいくらでもある。
ちなみに自分はうす~く好きが続いてて、最近MOROHAとツーマン行ったばかりでモチベ高い中で『sunburn』喰らったから今は再燃中!自分が思い返す夏は初めてワンマン見た『fishing』ツアーの2019年かな
chelmico離れてて久しぶりにこの曲で聞いた人、 ぜひご一報ください!
それでは