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椿屋四重奏2025はハッピーエンドのその先のボーナスステージを経た人生ピークタイムの後に待つ僥倖

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今一度、椿屋四重奏を令和の世にもう一度見れることを嚙み締めようぜ。という話。本当はツアー前に書こうと思ったけど、ツアー折り返し地点の今、熱狂でどうにかなっちゃった賢者タイム感もあるけど気持ちを引き締めるために書く。セトリなどネタバレないです。

 

ここ数年の椿屋関連のあれこれ、まだ下書きだからサラッとまとめると、ギター脱退の逆境を乗越え、タイアップも連続で付いて動員上り調子、過去の節目ライブのリベンジ(中野サンプラザ、年越しライブ、野音は再チャレンジ)もして結成10周年のアニバーサリーとしてパーフェクトイヤーだった。

そこからの2011/1/11の解散事後報告から約10年、中田裕二40歳のお祝いに縁起もん再結成で「また椿屋四重奏を見れる日が来るかもしれない」という希望が生まれ、椿屋探訪で椿屋と中田裕二のベン図の重なる部分が増えていく月食のような瞬間を経て、2年後の二十周年では限りなくかつて恋焦がれた姿に近いけどミクロ単位では異なっていた椿屋四重奏が降臨(東京で貴樹登場してまごうことなき完全体になる)、さらには大阪追加公演で打上げ的な大熱狂のフィナーレを迎えた。

 

2024年の1/11はこれまでで1番晴れやかな気持ちだった(今年は酔夢譚に向けて浮かれてる気持ちもあったけどちょうどトライセラ活動休止ライブが前日にあり…)

解散ライブがなかったことで長年彷徨っていた怨霊亡霊を全員往生させた実質13年越しの解散ライブからまだ約1年半、超飛行少年並みのインターバルの短さで帰ってきた笑(2009年に1年限りと明言し活動休止、2010年5月に解散、2011年4月に地元茨城の復興支援で一夜限りの復活、自分にとっては解散したルーツバンド四天王)

 

せっかく練習したし、元気なうちに、声の調子が良い、XXXの20周年、頑なに拒否するのもなんか違う、なんだっていい。中田裕二ご本人がその気になってくれたのなら

 

何年経っても変わらないテク、歌声、関係性、でもちゃんと年取ってるしグルーヴは今だからのもの、ありえん早熟でこの世に送り出された名曲たちは四十を超えた中田裕二の手にかかると等身大、20年たってようやく真価を発揮しているかのよう。そして何より往年の時でもやらないベストオブベストなセトリ、「これからは椿屋のこと好きって声を大にして言ってください」「ロックバンドのサクセスストーリーからは遠かったけどが、これも正解だな」のお言葉、怨霊が除霊された

 

そして今回。トチ狂っていけるだけ行こうと申込み、前夜祭含めて現在ツアー4本目まで終わり。怨霊がいなくなった後に、インターバル短めで見るライブ、どうなると思う?

ただただ名曲を身体中で感じることができるんですよ。

 

突然離れてしまってそれを引きづっているからの好きではない。前回ですべての気持ちが成仏したわけではないけど、でもけっこうな割合で成仏できた。そうなると椿屋四重奏の曲が、中田裕二が好きな気持ちだけが残る。

 

同じツアーに行く回数、MAX3回だからこの先どうなっちゃうのか楽しみでもある。でも一方で思いもしなかった気持ちもあって、4本目まで来て、定番曲はほんの少しだけ慣れが生まれちゃったんですよ。数年前の自分に怒られちゃうかもしれない贅沢な悩みというかほぼ驕りけど、この慣れすらも愛おしい。だけどこれは今だけのもの、君がいるのは当たり前じゃない。今回だって1ヶ月ぽっちの夢、3/20以降どうなるかは分からない。(懸念していたチケット余っちゃったらもうやってくれなくなるんじゃないか問題は完全に杞憂だった、いまのところどこも9割以上埋まってるのに当日券まで出してくれて本当に「見たいと思った最後の1人まで椿屋を見させる」という気概を感じる)

 

今この瞬間は耐えがたきを絶え、その先の奇跡が幾重にも重なった結果。今手元にある人は『群青』の解散インタビューをぜひ読み返して欲しい。

 

そんなわけで、残り3本のツアーも改めて1分1秒を噛みしめながら臨みたい。(名古屋は追加した)

と言いつつ、『TOKYO CITY RHAPSODY』リリース20周年の2028年に期待している自分もいる。余生も振り回されようぜ

 

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それでは