もうタイトルの通りすぎるんですけど、大好きなUNISON SQUARE GARDENの結成15周年記念ライブ『プログラム15th』に行って「UNISON好きになって良かったな、これからも末永くよろしくな」って思いました。
たくさん生まれた感情を覚えている限り書いていきます。
ライブ前の思い入れや会場のあれこれも書いたら長すぎるので、ライブレポだけ読みたい人は目次の「ライブ本編」からどうぞ
15周年記念ワンマンを迎えるまで
元々ぼくは「UNISONのライブのやり方だと、お祝いライブとかでない限りアリーナクラスでワンマンは見たくねーよ」って思ってたんですよ。
そんな中で結成15周年を祝して打ち出された野外大規模ワンマンなわけで、元旦に発表されたとき、田淵のブログのテンションはいつもと違っていた。
僕の好きなロックバンドの結成15周年イベントを派手にやろうと一番面白い仕掛けを考えた。
去年も来年も、普段ならこんなことはしない。
たまの特別営業だ。大いに油断して大いに祝われる覚悟であれこれ準備してきた。
(中略)
2019年。UNISON SQUARE GARDENが結成15周年だ。
まだ道の途中だが、かっこいいロックバンドがこれだけ続いてくれた今を誇りに思う。
物好きの君を待つ。
祝ってくれ。
その後の雑誌インタビュー読んだら「大阪をはじめ、昔からお世話になってるイベンターさんに喜んで欲しい。大阪城ホールを考えたけど、もうやっちゃったし、サプライズ感がないから、となると野外くらいしか選択肢がなかった。」
という売れっ子すぎる理由だあったことを知る。幕張メッセの時といい、贅沢ないいわけだな笑
結成10周年記念の時の武道館では代表曲『オリオンをなぞる』をやらなかったし、アルバム曲が中心だったのに今回は「媚びたセットリスト」「シングル順番にやるくらいが逆に新鮮」なんて言うから、ベストヒットUSGと題してセトリ予想もした。
武道館は現時点の人生ベストライブTOP3に入っているけど、今回はどうだろうか。
どうもこうもないけど、『シュガーソングとビターステップ』以降、かたくなに目立つことを避けてきたUNISONが「今年は目一杯油断する」「祝ってくれ」なんて言うのだから、それだけで1人の物好きとしては「続けてくれてありがとう、自分もここまで好きが続いて良かった」なわけです。
ライブ前
そんなわけで人生初の大阪遠征、オトナなんで有給使って新幹線移動で大阪前日入り、USJ行ってきた。(万が一荒天のため中止になったら大阪の思い出ないまま帰ることになることを恐れて)
当日午前はユニカフェ行こうとしたけど、ビル一周くらいの行列で諦めた。雨具対策買って会場むかう。
一応公式から開催の報告はあったけれど、昼過ぎまでカナリ土砂降りだったので本当に不安になってきた。けれど15時くらいには止んでバス乗り場に向かう頃には日差しが出てきた。バスの時点で昨日のUSJのどのアトラクションよりも長い行列ができている。そして道中はFM802のDJオチケンさんがお送りするミニラジオ、ホスピタリティ高いな!!
前半はUNISONとFM802の最近の絡みについて、後半は代表曲をワンコーラスずつ繋ぐ特別mix流してた。オリオン、シュガーはいいとして、天国と地獄は今日やらなくてもいいと思ってたので、ここで流れてちょっと複雑な気持ちに笑
バスで15分ほど揺られて会場につく。気づけば建物は全くなくなていたのに、ステージが見当たらない。っていうか辺り一面に人!人!!人!!!マジでフェスじゃん。これみんなUNISONみにきたの?
見た感じ最近のTシャツ来ている人が多かったな~お自分が見た限りで1番古かったのは001ツアーTでタオルJET.COだった。ちなみにぼくは武道館Tの白にJET.COタオル
イベントの旗が揺れているのを見ながら、こんな海のスグ近くまできたのかと実感(開けたっていうより、「未開の地」と言った感じ)そんなこんなでバス降りたところからさらに5分ほど歩いて、ステージらしきものが見えてみた。
と思いきや、なんとフェスさながらの入場ゲートがお出迎え!!
いや、浮かれてんな~~~笑 今日は本当に「いつもとは違う特別なモノが見れる」というワクワクが会場中から伝わってくる。
中に入ったけどすでにパンパン、U1ブロック後方だったけどかろうじてステージが見えるくらい。これ後ろのブロックはスクリーンすら危ういのでは?
地面は場所によってかなりぬかるんでて、天気は劇的な回復を見せて日差しが強く、人の密集度もあって蒸風呂状態に。予想とは違ったけど、これはこれで過酷な環境だった笑
これも含めて思い出だ~と思いつつも、内心は早く始まってくれないかな。でも始まっちゃうともう、この始まる前のワクワク終わっちゃうしな と駄々こねているうちに開演が近づいていく。
ライブ本編
前置きが長くなりましたが、いよいよライブレポです。まずはセトリ↓
お人好しカメレオン
シャンデリアワルツ
君の瞳に恋してない
流星のスコール
instant EGOIST
リニアブルーを聴きながら
Invisible Sensation
8月、昼中の流れ星と飛行機雲
オトノバ中間試験
カウンターアイデンティティ
Catch up, latency
プログラムcontinued(15th style)
黄昏インザスパイ
春が来てぼくら
MC
水と雨について
harmonized finale
cody beats
10% roll, 10% romance
天国と地獄
fake town baby
徹頭徹尾夜な夜なドライブ
シュガーソングとビターステップ
MC
さわれない歌
桜のあと
オリオンをなぞる
センチメンタルピリオド
ライブ始まる前にFM 802の各DJ、イベントスタッフからのお祝いコメント(端に好きな1曲付)で早くもウルッとくる。
その後、絵の具が鳴ってメンバー出てくる。今日はカナリ長めだった。スクリーンにメンバーの顔が写って田淵カメラ意識してないフリしてる、宏介ちょっと恥ずかしそう、TKOめちゃめちゃどや顔
ここでフロアから笑いが起きてて、ライブ後それに対して怒ってる感想をいくつか見たけど、個人的には照れ笑いだと思っている。
幕張メッセのワンマンの時に「スクリーンに映像が映っただけ」で小さな歓声が起きるくらい、演出慣れしていないUNISONフロアだから、いきなりのあのメジャー感溢れるメモリアル演出にむず痒くなってしまったんだと思う。
顔がはっきり分かる明るい状況で、メンバーそれぞれにカメラがついて、1曲目やる前にあれだけ長い間を設けるなんて初めて尽くしだもん。
ようやく一曲目、ピンスポットに照らされた宏介のアカペラから始まる。『お人好しカメレオン』と分かった瞬間に涙腺崩壊
リリースから頑なにやらなかったこの曲、今日を逃したら結成20周年記念ライブまで聞けないから、やるとは思っていたけど、まさか一曲目でやるとは…
個人的にこの曲が発売した頃は就活していて、説明会や面接で戸惑っている時期に「君だけのために君はいるんだよ」というフレーズが当時求めていた言葉としてハマりまくって電車泣いてしまった位、思い入れがある曲。
最低でも半数は見放していく僕の手を掴むのか
別に構わないけど 拍子抜けする準備と いつでも帰れる準備はある?
なんて歌っていたバンドに、これだけ沢山の人が集まっている。たしかに甘やかされるなんてことは一切なかったし、それによって出口へ向かった人もいるけれど、半数もの人が見放していたら今日こんな大きい会場でライブできないわけで、UNISONの進んできた道が間違ってない事の、この上ない証明になっていて涙が止まらなかった。
曲終わり「ようこそー!」という開幕宣言から繰り出されたのは『シャンデリア・ワルツ』、10%ツアー以降はあまりやならなかったので、個人的には幕張ぶり
この曲を2曲目に持ってくるとは、やはり今日はベストヒットUSGということを確信したけど、さっきの余韻がひどくて泣きながら跳ねてた笑 『分からずやには見えない魔法をかけたよ』が『最低でも半数は見放していく』と繋がって、「ぼくには!!!魔法が見えたよ!!!」とおかわり泣き
からの『君の瞳に恋してない』ではやくもクライマックス感があって「もう終わっちゃうよー」と早すぎる楽し泣き(ずっと泣いてる)
もう全編そうなんだけど、歌詞が全部メモリアルに聞こえる。「ちょっとは信じてみてはくれませんか」じゃねーよ、こっちは絶大なる信頼を置いているんだよ。
サビ後半で手拍子(チャッチャ チャチャチャ)している人がいて、こういう楽しみもあるのか~と感心。ギターソロ、さすがに今日は田淵ディフェンスなくかっこよくキメてた。
続けて『流星のスコール』セトリ予想から当たったけど序盤でやるのか!まだ西日ガンガンなんですけど笑 セトリ予想の時からニヤニヤしてたけど、遠征先で聞く「思い続けて思い続けてさ ここまで来たんだよ」がエモ過ぎた。
宏介「今日は長いよ~最後まで自由に楽しんでください」と言う武道館まんまなMC明けに繰り出されたのは『instant EGOIST』ここでかーーー今絶対ライドンチャンスだったじゃん!!やり様はいくつだってあるけど、いいじゃん、お気に入りのスタイルでライドオンタイムで!!
からのリニアブルー、やっぱり来てくれた!後半に来ると思ったけど、武道館と同様に今回も序盤の盛り上げ枠として登場
「今日じゃ足りないから また持ち越さなくちゃね」
ハァ?今日もライドンきけねーのかよ怒 でも「意図も狙いもせず心が繋がった瞬間に動く感情は止まらない 」 とinstant EGOISTの「それでもふぞろいに出そろった心ステンドグラスはキレイだろう?」で繋がってるからこそのチョイスなのか、しょうがねーな…
この曲も就活で大変お世話になりました。「諦めちゃったら届かない 史上最重要な明日があるから」というフレーズにどれだけ支えられてたことか。この場で聞くと、UNISON自身に向けられたとも読める。
ってか今日CIDER ROADからメッチャやってるじゃん! 大好きだからたまんねーんだけど!!
次は『Invisible Sensation』またもや4つ打ち曲、それはこの時点で本日はライドオンタイム聞けないのが濃厚に!高らかに空を見上げたら圧倒的すぎる見事な夕焼けだったよチクショー!!逆に速い段階でライドオンチャンスが消えたから、これ以降は自分自身ので課したしがらみに捕らわれず自由にライブを楽しめると発想転換
少し間を置いてゆったりとしてイントロ、8月は完全にノーマークで行ったのでもう新曲のようだった笑。あれ、最近のカップリングだっけ?1サビまで聞いてようやくタイトルが出てくるという危うさ。
会場全員が予想しなかったのでは? と思いつつ、季節的にも有ってるし、後から気付いたけど、これ8曲目に持ってくるの本当セットリストおじさん
次はセッションからのオトノバ!第2ブロックでやるのは予想的中!
「あのね歌ってるのは快気怪奇な僕なんで 呆れるまで斎藤に任せといて」の所で田淵が宏介の後ろでやたら絡んでて「そう!こいつがあの有名な!!ウチの斎藤ですよー!!!」みたいなテンションでとてもキモかった(褒めてる)
からのカウンターは本当にブチ上がった!古参大歓喜!!ほとんどセトリ予想と一致する流れ めちゃめちゃ久しぶりに聞くけど、いつ以来?(披露したのは2015以来、個人的には001ツアー赤坂ぶり)いつだかラスサビでダイバー出たけど、今となってはフロア半分ぐらいは「???」だったねぇ笑
そして最新曲『Catch up, latency』節目で聞いてもそこまでグッとこなかった…
次の曲の待機していたら聞き覚えのあるドラムイントロが流れて『プログラムcontinued』が唐突に繰り出される。もうやっちゃうの!?そういえば武道館の時も「引越して最初のお出かけ先が武道館です」みたいな、しょーもないMC明けにヌルッとやってたな~エモいMCからの記念ソングなんて王道展開、一生やらないのかなぁ
みんなそうだっただろうけど、このフレーズを今日この場で聞くのはかけがえない瞬間だった。 どれだけ突飛なタイミングでやられても涙は出た。
正しくなくても 優しくなくても
今日くらいは祝ってくれないかな
再びサウンドチェック、ここからはバラードパートで『黄昏インザスパイ』
これ聞きたかったんだよな~でも泣く泣くセトリ予想から外したから嬉しかった。
夕暮れ時の野外で聞くこの伸びやかなメロディ、たまんない。ただ最後の最後で「揺るがない目を知ってる 揺るがない目を知ってる」って歌詞ミスっていたような笑?
バラード続きて『春が来てぼくら』これはまぁ順当ですよね。とはいえここでも泣いてしまう。今日ばかりは、まばたきの数だけ写真になって欲しいし、この時を止めてしまいたくなるよ。
また春が来て僕らは ごめんね 欲張ってしまう
新しいと同じ数これまでの大切が続くように、なんて
で涙腺決壊。昔の曲も聞きたいし、新曲出るたびに「相変わらずカッケーな!」って思いたいなんて欲張りなんだよ。でもUNISONはこの欲張りを叶えてくれているだよな(ライドンはやってくれないけど笑)
ここまでやってようやく宏介MC
「降ったねぇ~でも、止んだねぇ。苦しくて逆に雨ふられたみたいになっちゃったよ。見苦しくてすみません。
今日は長いよって言ったけどようやく半分です。トイレとか本当に気を使わないで言っていいからね逆に24,000人腰のユニゾンそうそう見る機会ないよ俺も見てみたいもん
UNISON SQUARE GARDENも15周年、長くやってると黒歴史もありまして、今までこそ僕ら『ライブで煽るなってダサくないですか?』とか言ってますけど、昔は僕らもめちゃめちゃ煽ってました」
これは完全に「行くぞ赤坂」の話だ!(1stアルバムツアーに当時のライブレポ↓)
昔のライブ映像あげてたけど、今とのギャップがあるから消されたのかな(笑)
「覚えてるのが、代官山でライブやったとき、「いくぞ代官山ぁぁぁぁああ!」って煽って次の曲でじゃーん!やったらギターの弦が「ブチィッ!!」と切れたんですよ。自分が一番いけてなかった、っていう(笑)
田淵は『おまえらぁかかってこいやー!』など北野武のモノマネ始まったのかな? と
あとね、大阪のミナミホイールと言うイベントではイベント名にかけてなのか『お前のホイールを回せ!』と言っていて、いまだにその時の真意がわからないです笑」
田淵が恥ずかしそうにしているから、マジで言ってたんだね、信じられない笑
ぼくのイメージはパンチラインだして、最後は「もうちょっと遊びましょう」で締める人だったから
ちなみに調べたら2008のミナミホイールで、宏介は「シャカシャカチキンにしてやるぜ!」と煽ったそうな笑
「貴雄に至っては煽るどころかドラムに飛び込んでしまって血を流してました。で、ライブでまだドラムセット持っていなくて、ライブ会場の人から借りたドラムを壊してしまった時があって、ライブ会場の人から怒られたんだけど貴雄が『そんなので壊れるドラムの方が問題なんじゃないですか』と逆ギレして、とがる方向間違えまくり…笑 いつかそのドラム代を弁償させていただきます。
そんな僕らも大人になりましたが、次の曲はインディーズ時代の曲を、当時のことを思い出してやりたいと思います。『水と雨について』」
と言うMCからの『水と雨について』これも2011年のUNISONをなぞる以来ってもう怖い。その前は2010年の東海大の学祭ライブで見たとき(確かUKFC2013で1曲めにやったけれども、その時行けなかったのも覚えている…)ザ・下北系な音楽だけど、歌メロのつめこみ度やキメの多さなどは他を圧倒するし、才能の片鱗が垣間見えるねぇ(笑)
「海岸沿いは今日も歴史的な大雨です」ってちょっと予言的な歌詞なのもニクイ
打って変わってピアノイントロから『harmonized finale』これも聞きたかったけど武道館でやったのでセトリ予想から外したけど、メッチャ聞きたかった曲
UNISONが初めてフェスのトリやった時が2016年のTREASUREという愛知県で行われているフェスで、その時にアンコールでやった。
「盛り上がり至上主義なフェスのトリにバラードで締めるってかっこよすぎるだろ」と当時感動のあまり号泣したんだけど「昔は煽ってたけど、今は煽らないで自分のスタンスでライブしてる」っていうMC明けで演奏されると勝手にグッときた。
「ずっと続けばいいな けど 終わりが近づいているのもわかるよ」
あと半分って言った後にこのフレーズは泣いちゃうよ~(もう泣いてる)
あと間奏終わり落ちサビでマイク握りしめて歌う宏介が異常にイケメンだった。
歌い終わり「ちゃらーん」からの
(テーレッ)「その声がする方へ僕は歩き出す」
\(^o^)/\(^o^)/cody beatsキターーーーーー\(^o^)/\(^o^)/
これは本当に1番ライブ行ってた2010~2012の定番曲、すなわち青春曲!歴代シングルで最も不遇な扱いをされているけど、思い出が詰まっている曲だから聞けなくて寂しかったんだよ…改めて聞いてもめちゃめちゃ楽しかった。定番曲から一周まわって手拍子なくなってたね笑
でも、なんでハモナイ挟んだんだろうと思ったけど、終わってから友達が「ちゃらーん終わりのテーレッて始まる繋ぎがすごくよかった」と言っていてすごく納得した。しかも歌詞も「君を追いかけるよ その未来まで」からの「その声がする方へぼくは歩き出す 君の待つ場所へ」って繋がってるようにも解釈できると!天才かよ!! 早く円盤で見直したい。
続けざまに『10% Roll, 10% Romance』で楽しいメーター振り切れて今日イチのテンション!ライブで聞く時毎回おもうけど、なんでこんなに楽しいんだろう!?
もう両腕ブンブンまわしながらスネアに合わせてピョンピョンはねて、アラサーだけど10代のテンションになれる曲
ここでTKOドラムソロ、はじめての試み?で 同期音源と映像演出が入る。基本TKO映してて時折、三日月の映像がちらつくんだけど、だんだん月が満ちていく。 途中で上着脱いで、また目隠しソロかと思ったら、背中を向けてそこには今日のイベントロゴが縫ってあって、それのアピールだったよう
月の映像がだんだん満ちてって、『ため息 shooting the moon』か!?と思ってたらドラムソロ終わって一旦ブレイク挟んで「!??」ってなってたらいつもとちょっと違うアレンジから『天国と地獄』そっちかーーーい!
肩すかし感くらってたらフロアが大爆発!! これそんな人気なんだ!
続いて『fake town baby』といよいよクライマックスな盛り上げ曲連発。
なんとAメロで手拍子起きて往年の代表曲(センチピ、マスター、cody)かよ!やっぱタイアップ人気すげーな!ってか終盤にこの曲もキレッキレに演奏してて、改めて化け物しかいないバンドだな
そして火に油を注ぐかの如く、『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』がここで投入。 「ワタシドコ ココハダレ ダレ」大合唱、そんな曲だったっけ?
セトリ予想から外していた曲連発ということもあって冷静に見れたけど、カウンターやcodyの時にそうでもなかった周りの人たちが『天国と地獄』以降、見る見るうちに楽しそうになっていく景色は圧巻だった。
そしてトドメの一撃として今日イチの歓声が起きた『シュガーソングとビターステップ』これはUNISONそんな詳しくない人も踊らざるを得ない「神セトリ」セクションなわけですねぇ
TREASUREやビバラでもシュガーソングは尋常じゃないくらい盛り上がっていたけど、今回はBUMPの天体観測かってくらい沸いてた。
シュガーソングはやっぱり待ってました感すごくて、モニターのフロアが映像がJCDとかでみるフェスのヘッドライナーの映像そのものでその貫禄に泣く
— しゅー a.k.a めがねかけてるだけ (@bumpofchokin) September 4, 2016
「鳴らし続けることだけが 僕たちを僕たちたらしめる証明になる」
「世界中を驚かせ続けよう」
記念日に聞くバンド1番の代表曲、 武道館だって信じられなかったけど、あの頃から考えるともっと信じられないような未来が今目の前に広がっている。
ここでいったんMC、UNISONライブあるあるだけど、序盤こそ曲の合間に「斎藤さーん、タカオーたぶちー」って声掛け起きるけど中盤以降はみんな「あ、これ相手にしてもらえないヤツだ」と悟ってチューニング中も誰も話さなくなる。
宏介「だんだん日が暮れて夜になってきて、こっちから見てると本当に綺麗で、最初から夜からやりたかったなってくらい涼しいです。もう終盤です。今日はアンコールもありません。
(フロアから「えええーー!?」)
まだ歌わす??けっこうキツいよ!? だってもう、22曲歌ってるよ!凄くない?」
「せっかくの15周年ライブなのでちょっと喋らせてください。
今日はこんなにも多くの方が集まってくれましたが、最初からこうだったわけではありません。UNISON SQUARE GARDENは自分たちのために音楽をやっていたバンドです。最初はお客さんもいなかったけど、それでも3人で音楽をやるのが楽しくて続けてきたバンドです。」
「最初は本当に小さな会場から始まって、ちょっとずつ、ちょっとずつ、UNISONを好きと行ってくれる人が増えてきて、いいスタッフさんたちも増えて、 1人ずつ言ったらキリがないけれど本当にたくさんの人たちが今日のために頑張ってくれていて、
今日のライブも実は1年以上前に決まっていて、『台風が来て中止になったらどうするんだ!?』っていう大きなリスクを背負いながら、それでもやりたいっていう僕らの思いを尊重してくれて、これは当たり前のことではないと思っています。」
「当たり前のことじゃないから、ぼくらのために集まってくれたみなさんも周りのスタッフも、大事な存在です。
そんな大事な皆さんを幸せにする方法をぼくは一つだけ知ってます。
それは『自分たちのために音楽をやり続けること』です。
そうすればUNISONを好きって言ってくれる人達は、これからもUNISONを好きでいてくれると信じています。今日の15周年ライブを皆さんの前でできて本当に幸せです。今日はお集まりいただきありがとうございました。」
ここまで直接的に感謝の気持ちを述べるのは、普段なら絶対に言わないだろう。
自分たちのためにやることが、みんなのためになる。この言葉をこの場で言ってくれるのは頼もしすぎた。
「せっかくだから、二人もしゃべる?」
TKO「どうもTwitterでバズッた人です。2万いいねなんて、普通に生活してたらまずないでしょ。バズるツイートってもっと世の中を風刺したり、聡明な言葉とかにつくべきで、あんな人のネタをちょっと借りてさ、テキトーに『お客さんが不安だろうからつぶやいてみようかな〜』ってツイートでさ笑 たまには顔だしてみるもんだね。
(宏介が何か言ってから)味を占めるなって?バカじゃないんだからわかってるよ〜大丈夫」
「15年前に周りで一番かっこいい2人と一緒にスタジオで音を出してみたら、これがすごいものができたぞと予感がしたけど、当時の俺って人として本当に欠けてて、今もそうだけど打ち上げも行かないし、メールも返さないし、電話もめんどくさい時は出ないし、そんな俺がこんなに才能ある2人に囲まれてここまでやって来れて、この2人も
こんな俺を見捨てないでいてくれたのは多分『こいつはなんか持ってる』って思ってくれていて本当に、ありがたいよね。」
「ドラムって料理で器だったりライブのセットならスピーカーとか照明とか、何かを増長することができるけど、それ単体で評価される事はあんまりないもので、でも今日のライブメチャメチャ楽しくない?ドラムソロかっこよかったでしょ? 化け物っしょ?!
さっき宏介も言ってたけどスタッフが本当に真面目で、俺らもなんだかんだいって3人とも真面目なんだよね。才能がある人が真面目に取り組んだら最強でしょ?
普段はしょーもないラジオとかやってますけど、ずっとUNISONを好きでいてくれたお客さんにも、今日初めて見てくれたお客さんにも『こいつら面白いな』って思ってもらいたいし、そう思える心を大事にして欲しいし、その火を絶やさないよう、自分の好きなようにドラムを続けていきたいと思います。」
たしかに昔の貴雄は宏介田淵と比べても、同世代のドラマーと比較しても影が薄かったけど、ドラムソロやグッズのデザインで個性を出してきて、今や「イカドラマー」として千手観音の如しなパフォーマンスだからなぁ。結果として3人ともすごいバンドだけど、そこまでの道は険しかったんだろうね。
あと宏介も貴雄も「自分の好きなように」って言葉を入れるのずるい。
そして田淵のターン、ずーっとだんまり、唇かみしめてたから涙をこらえていたのか。
貴雄が「静かに」ってジェスチャー挟んで1分くらいの沈黙のあとようやく
「UNISON SQUARE GARDENっちゅうのはいいバンドだな! 来てくれてありがとう!! またやろう!!!」
なんとこれだけ、武道館の時のような長い話を期待していただけに、肩すかし感はあったけど、あんな満面の笑みで言われたらそれだけでもう満足
最後に宏介「もうちょっとやります」から最終セクション。いよいよベストヒットUSGなのでシングル連発かと意気込んでたら始まったのは『さわれない歌』
今日イチの号泣を更新
田淵が「すごい大事な曲だけど、カップリングにしてしまったからライブでやる機会がない」と嘆いていた曲、この前の新木場でもやらなかったから、秋のカップリングツアーまで聞けない思ってた曲、このMCの後でやるのは反則
そもそもUNISONは普段MC本当に少ないし、喋ってもふざけた話しかしないから「MCの内容から次の曲に繋げる」という、他のアーティストが普通にやる演出もこれまでほとんどやらないんですよ。というか出来ない。
それが今日はさっきの「昔はメチャメチャ煽ってた」MCからのインディーズ期の曲だったり、宏介と貴雄の「自分たちの好きなように」発言と田淵の最低限な感謝からのこの歌はシナリオが出来すぎている。今日1番の演出は「MCからの曲への繋ぎ」だった。
だから僕は今日も惑星のどこか 誰にも触れない歌を歌う
近づき過ぎないで ちょうどいい温度感であれ
みんなに届かなくてもいいから いくら嘲笑われてもいいから
願いながら let me sing,let me sing
誰にも触れない歌をきっとね
UNISONのやり方は今の時代からするとド真ん中ではない。それでも自分たちのやり方で進み続けたからこそ、今こんなにたくさんの人に支持されている。
『お人好しカメレオン』や『君の瞳に恋してない』でも同じようにちょっとだけ歌ってるように、どこかでは不安はあっただろうし、今もそうだろうけど、本人たちが思っている以上に、UNISONとファンの間の関係は他のバンドより濃いものになってると思う。少なくとも自分はそう。
次の『さくらのあと』で追い打ちかけられ大号泣、人生ベスト3に入るくらいの嗚咽っぷり
愛が世界救うだなんて僕は信じてないけどね
今 目の前の君が明日を生きれるくらいには
ありえない不条理は ぶっ蹴飛ばしていけ
UNISONのおかげで、明日を生きていけるといっても過言ではないんだよぉぉぉぉ
「ミュージック 歪なるミュージック 大丈夫 ぼくらが試金石」
そうなんだよ~~~お前たちが試金石なんだよぉぉ泣 ほんと頼むよなーー
忘れない 忘れないよ 今も大人になっても
だからこの瞬間は楽しませて
…………(もう泣くしかできない)
ヒックヒックしてたんだけど、ラスサビ前のコーラス合唱のとき、田淵が両手広げた時にベースに当たって「べーん」って鳴ってしまい焦ってたの見てたら少しだけ笑えた。
そして満を持して登場『オリオンをなぞる』 武道館でやらなかったバンドの代表曲。聞いたのかなり久々かも。やっぱりいい曲なんだよな。手拍子をかき消すようなTKOのAメロドラムアレンジ。そんな曲じゃなかったぞ笑
「僕がいて あなたがいて それだけで十分かな」
ったく、どこまで人を泣かせれば気が済むんだかねぇこの人たちは
昨日までをちゃんと愛して 見たことない景色を見るよ
「ココデオワルハズガナイノニ」
記念ライブのクライマックスにこんなにふさわしい曲あったのに、武道館の時はやらなかったなんて、改めてすごいな。
ついに最後の曲、記念ライブ最後の曲はイントロじゃーんから『センチメンタルピリオド』
完全にフェスのヘッドライナーになってた。
メジャーデビュー曲だけど最近は頻度も減って、武道館以来に聞けたな。
これも手拍子減ってた。少なくとも最後の歌ギターの時はほぼなかった。
今になって歌詞の解釈が出来た気がするけど、田淵なりのロックバンドへの幻想なのかな。もう少し言語化できたら別の機会にまとめます。
最後は宏介「15周年お疲れ様でした、UNISON SQUARE GARDENでした」と一言添えて退場。
終わってステージ真っ暗になり「あれ?やっぱりオマケと称してアンコールある?」なんて思ってたら急に爆発音!!ではなく花火の音。
1st(2004) 2nd(2005)とスクリーンに映し出され、結成からカウントアップしていく形式ということに気づく。だんだん数字が上がってきて、みんなで一緒に数えて、最後にブワーっと花火が
花火だけはやらないと思ってたけど、やっぱ野外だからやったのかな
最初の1発目はメチャメチャ驚いたし、何ならメインの最後の花火なんて謎の号泣かまして満足に見れてなかったのが本当のところ(笑)
ライブ前ぼく「いくらお祭りといえども、UNISONはライブ終わり花火とかやらねーだろ!」
— しゅー a.k.a めがねかけてるだけ (@bumpofchokin) July 27, 2019
ライブ終わりぼく「わーーー花火やったーーー!!!じゅういちっ じゅうにーー!じゅうさーん!! じゅうしー!! ゔゔあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ(号泣)」
ナタリーから拝借
というわけで終了
ライブ後総括
25曲やった武道館から曲被りは9曲、それでこの満足感って、このバンドいい曲しかないじゃん…
フルカラーをやらなかったのは英断でしたね。まさか外してくるとは!20周年記念ライブの楽しみが一つ増えた(一つは田淵がずっと考えてたMC)
セトリ予想的には外した曲が9曲、オトノバカウンターcody水雨当てたのは嬉しかったーーー!! セトリ予想企画の醍醐味!!!
一曲目、本編締め、アンコールって全部当てた人いたら何かプレゼント、飲み会おごるとかとかギャグで言ってたけど、当たるわけないじゃん笑
ってか武道館も今回も1曲ずつしか選曲されない「JET.CO」の扱い…色んなインタビューでも悩んでいる時期だったそうだけど、あの頃のUNISONも大好きだよ!!!
20周年ではアルバムから一曲だとしてもライドン頼みます、何卒m(__)m
あと箱庭やらなかったのは意外過ぎた。大事な曲だと思ってるから尚更
終わって1週間になるけど、余韻がすごい。5年に一回くらいこんな瞬間に立ち会えるなら、4年と言わず10年後もどうせ君が好きって言える。
20周年記念は、さらにキャパ大きくなるのかなぁ これから加齢に伴い高い声も速いドラムもベーシストの動きも今より確実に落ちていくわけで、それでも3人が楽しくやれるようにとはインタビューでは言っていたけど、UNISONの魅力の一つである速いメロディとキメの多さがブレてしまう時、離れていく人はいるのだろうか。自分はどう感じるのか。
そこに対しては多かれ少なかれ幻滅はすると思うけど、現時点で自分がUNISONに感じる1番の魅力は「こいつら変わっちまったな」と思わせないことにあるので、そこが覆らない限りは大丈夫だし、自分みたいな人が増えれば20周年はもっと大きい会場かもしれない。
その時はぜひ、さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードでお願いしたいですな。
次はロッキン、トリビュートライブ2日目、カップリングツアーとまだまだお祝いしにいくからな!
シングルでもカップリングでもないアルバム曲中心にしたライブもいつか頼むよ!!
それでは