何度でも泣きながらありがとうと叫べ

好きなモノを好きなように好きなだけ 音楽と映画とドラマ

Perfumeが送る未来のライブ、Reframe 2019を見た

スポンサーリンク

最終公演が終わったのでライブレポupします。新しくなった渋谷公会堂でPerfume『Reframe 2019』の2日目に行ってきました。

 

分かってはいたけれど、とんでもなかった。ライブ直後の感想↓

 

構成としては、MC無しでテクノロジーとパフォーマンスだけ1時間ぽっきり、体感時間はマジで3時間くらい。それくらい新しい体験が続く。ずっとオープニングだし、ずっとクライマックスだった。

 

「盛るばかりでは緩急がなくなる」みたいに言われるけどそんなことない、ずっと右肩上がり

「空いた口が塞がらなかった」とはよく言うけど、マジでずっと口ポカーンとしてて無意識のうちに口呼吸になってしまい、唇が渇いてしまった。

去年のはテレビで見て「すごすぎて良く分からない」だったけど、生で見ても「何が起きているのか処理しきれない」でした。

 

チケットS席で取れて2階3列目と全体が見渡せるポジションで見れた。

個人的には何らかの形で関わる東京オリンピックの前哨戦と予想していて、それを踏まえてこんなセトリで来ると踏んだ。

 

去年の様子は以下を参照

natalie.mu

 

スマホ、Wi-Fiなど電波を出す機会は全て電源OFFということで、どんな緻密な制御の演出見せてくれるんだよ~

中入っていろんなとこからお花が!

新しい建物の匂いして、表示とかも新しい感じでワクワクした

 

やった曲という意味でのセトリはコチラ、演出が山盛りなのでこのあと

 

DISPLAY

VOICE

FUSION

edge

シークレットシークレット

無限未来

Dream Land

challenger

 

以降の写真はナタリーのライブレポから拝借

natalie.mu

 

(参考)写真は同じだけど文章は異なるBARKSレポ

www.barks.jp

 

定刻すぐに暗転

 

四角メインの映像がしばらく続いて3人が登場、どこがセットで何が技術なのか分からない笑

DISPLAYはじまり、そこは同じなのね!

 

とはいえ、生で見るとラスボス感というか、強者感がすごいな。「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。」って言うけど、本当それ

三位一体の攻撃に仕掛けがわからない魔法使い3人組、絶対勝てない。。。

「Reframe 2019」の様子。(撮影:上山陽介) 

上と横にスクリーン

上のスクリーンが顔と被ってしまってた…

掟のような語りがはじまって、途中から3人が別ブースに分かれている。そっから

 

「マイクチェック ワンツー ワンツー あ~ちゃん 西脇綾香」

「マイクチェック ワンツー のっち 大本彩乃」

「マイクチェック ワンツー ハー かしゆか 樫野有香」

※順不同

 

と、リアルタイムでマイクチェック音源を重ねていく。

関ジャムで弾き語り多重録音見た後だから、やっぱり3人の声は楽器なんだなぁ

 

後の映像で3人の口元や目のがアップで映っていたのが、口元フェチとしては予想外すぎるご褒美だった笑

「Record(Reframe2019 ver)」のパフォーマンスの様子。(撮影:上山陽介)

その後「点と点をつなげてこうEverythingを合わせてこ」

とVOICEのサビを1人ずつアカペラ歌唱!!!

声使った演出からのVOICE! 粋だねぇ〜〜 個人的にはロッキン2011のデスリスト以来

 

アカペラで始まって、静寂からイントロなった時の開放感ね

 「コンピューターシティ」

 

わーーーセトリ予想大当たり!?

と思ったら「エレクトロ・ワールド」「チョコレイト・ディスコ」と曲名を言いながらポーズを決めていく。(記憶の限りだとラブワ DF ワンコ 不自然 レーザービーム cling cling FLASH)

 

さしずめ「決めポーズ寄せ集め」といった感じ。

振付って気にしてなかったけど、意外と見た瞬間に「これはあの曲だ!」って分かって、無意識の内に曲のシンボルとして認識していたことに気づく。

「Reframe 2019」の様子。(撮影:上山陽介) 

終わったらのっちが真ん中、あ~ちゃん かしゆかがカメラ持ってゆっくり1周回る。最後にフロアを映して何やら解析してたけど、意図が読めなかった笑

 

そのまま暗転して『FUSION』あー激しい枠とられてしまった~ 去年の時点で影の原理が意味わからなかったけど、生で見ても意味が分からなかった笑

影を自在に操る能力を持つヒーローのごとく自由自在に、もう1つの人格があるように動いていた。大きくなる瞬間とかちょっと怖かったもん。マジでどうやってるの?

 

あと驚いたのが網戸が全自動になってる!去年は大道具さんが人力で動かしていたけど大きい姿見サイズの網戸複数がブラーバみたいに全自動で動いていた。

それぞれ網戸な途中で分かれたりして映像の3人と生の3人が入り乱れ

 

次はまさかの『edge』イントロキターーーー激しい枠連続!しかも予想的中!! 

Perfumeきってのゴリゴリ曲だけど、なかなかやらないから始めて聞けた…感動

色んな振付の映像(途中恐らく、ロビーにあった観客のダンス動きを読み取るヤツの動画もでてきて)が流れる

 

次は歴代のライブ名を言いながら、時折曲のフレーズが一瞬聞こえる。曲が次々と流れて、それに合わせて3人が踊っている。要は振付のメドレーが始まる。曲のテンポも原曲より速かったり遅くなったりで様々でDJみたいに繋いでいく。これも「点と点をつなげてこ everythingをあわせてこ」に掛けているのか?

 

歴代のライブ映像ごちゃ混ぜするのは分かる。それに合わせて曲もコラージュするのも分かる。分かるけど、それに合わせて本人が生で振付するってもう、常軌を逸している。まさに「再構築」、HIP HOP的でもあった。(記憶の限りだとリニア エレワ GAME 掟 いふわな だいじょばない)

 

で、またニクイのがこのエモさ暴発演出の後にやる曲がPerfumeのライブでずーっと歌われてきた『シークレットシークレット』!!! 

 

3人ともどんだけこの曲好きなんだよ~ぼくもメッチャ好き~~上から三角形の網戸?スクリーンがでてきて、本人たちのバックで歴代のライブ映像の3人が踊っている。こんなんエモ散らかすにきまってるじゃん!

 

順番曖昧だけど、去年と同様にボクキミヒカリのコラージュ映像もあった。

アカペラで「時間を超えて 瞬きもせず」、ほぼ朗読みたいにゆっくりと歌って『無限未来』イントロへ

 

レーザーの光だけのシンプルな演出だけど、曲に合わせてレーザーが動くというより、3人が光を操っているかのような一体感だった。

 

やはりこの曲で締めるか〜と思ったら『Dream Land』去年で言うと『願い』枠だね。荘厳な感じの曲は他にないと思ったけど、あったわ~

 

劇団四季ミュージカルのクライマックスのような、オーロラの演出で薄いカーテンみたい布が上にたなびいて、下からスモーク焚いている。こちらはアナログよりな演出に見えたけど、これも何か技術が絡んでいるのだろうか?

「Dream Land」のパフォーマンスの様子。(撮影:上山陽介) 

さすがに終わりと思ったらトドメに『challenger』まで!!!ドームで初披露と思ってたので大誤算だった。明るい感じで締めるのね。

 

ビックリしたのがBメロは振付がもうPPPHになってる笑。ここへきて、急に楽しそうな雰囲気だしてきて、やっぱり曲調に合わせて振付もアイドル色強めにしたんだろうな

 

今度こそ終了。終わった瞬間の拍手喝采っぷりがすごかった。

 

MC

※全然覚えてないので他の人のレポ読んで追記予定

 

あ~ちゃん「今日はきていただいて、本当にありがとうございます。今までの映像とデータと使って新しいものを作りました」

 

生まれ変わった渋公で、Perfumeが未来に向けたReframeをやるってのに意味があるんだろうな。

 

かしゆか「(ちょっと泣きながら)楽しんでもらえましたか?

edgeとかFUSIONやって、声出したくてウズウズしてた人も多かったんじゃないでしょうか。なので最後声出しませんかー?楽しかったかー?」

フロア「ウオオオオオオオ」

 

のっち「かっこよかったですよね~、今回ライゾマティクスさんのリクエストでグッズ作って、クリーンフロス?モバイルバッテリーだけ完売しなかったそうなんです」

 

あ「フロスは歯のヤツじゃけぇ、クロスよ」

の「あ、モバイルバッテリーは早くに売れたのか、爪切りとクロスだけですね。意外とカッコいいので、是非見てください~」

 

かっこよかったですよね〜ってメチャクチャ他人事みたいなテンションで言うな笑 ヒーローショーに出てる司会のお姉さんじゃないんだから

 

そしてしっかりツッコミされている感じでこの日初めての通常営業感が出る。このバランス感がPerfumeがパンクしないでやっていけてる秘訣なんだろうか

 

あ「変わらないで、変わり続ける私達をよろしくお願いします。」

これメチャクチャ良かった。色んな人が言う(自分のご贔屓さんでは三浦大知も言ってた)手垢まみれのフレーズだけど、こんなもん見せられた上で言うと重みがちがう。

 

やたらなアーティストはこれ言うの禁止な

 

というわけで終了

 

去年と同様でMCなしで1時間のみ。

通常どんなアーティストでもワンマンライブは2~3時間で起承転結を作っていく。だからReframeでやっているのは新しい形のライブ

 

誰でもできるか?って言うと相当数は限られている。ほぼいない。普通に曲やっただけでは「もうちょっと聞きたい」って思ってしまう。

 

Reframeは演出も相まって「情報量が多すぎて消化するのに時間がかかりすぎる」

また、技術と組んだ演出も「近未テクノポップアイドルユニット」だからできる必然性もある。

 

その上で曲の強さはもちろん、パフォーマンスの強度をどこまでも研ぎ澄まさないと出来ない。

演奏だけ、ダンスだけ、演出だけ、いずれかに特化しただけでは難しい。

というか視覚的に凄味がないと厳しい気がするのでバンドでは厳しい。自分の好きな人たちの中では三浦大知くらい、あと可能性あるのはサカナクションかな

 

あと完全に蛇足だけど、歴代のPerfumeで1番近い距離で見て分かったこと「3人マジ天女、細すぎ」

 

BUMPの藤原基央と同じくらい細かった。かしゆかの髪とか、カーテンみたいにまとまってた。メンテナンスちゃんとやってるとかの次元じゃないね。

 

まとめですが、個人的にはPerfumeは東京オリンピック後に解散してしまうと懸念していたけど、Reframeを見る限り、まだまだ終わらず、これからも新しいことに挑戦して、誰もやってこなかった道を進み続けるんだと思った。

 

1人のミーハーとして、少しでも長く活動していただけるよう祈るばかりっす

 

2月のベスト引っさげたドームツアーは、歴代ベストライブを期待! そのまま夏フェスでつつ東京オリンピック、秋冬にアルバム曲・カップリング曲ツアーやってください!!!

Perfume「Reframe 2019」

 

それでは