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UNISONのトリビュートライブがクオリティ異次元の文化祭ライブだった(後編)

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マイペースなライブレポ、8/29に行われたUNISONトリビュートライブ2日目の感想後半です。クリープハイプ、SKY-HI、9mm、堂島孝平さんゲスト分になります。

 

前半のイズミカワソラ、BIGMAMAはコチラ

www.crying-thankyou.com

 

※一身上の都合によりほぼBIGMAMA関連の内容

  

画像は全てナタリーさんから拝借してます。

natalie.mu

  

 

クリープハイプ 尾崎世界観

BIGMAMA終わり、どこか聞き覚えのあるようなギターのフレーズ、気まぐれ雑踏?流星前夜?なんてソワソワしてたら尾崎世界観がゆるりと登場。

 

そのまま歌い出したのでクリープの曲でした。ドライだなんだ等ビールの歌詞で後々調べると『5%』という曲だそうな…

 

ごめんなさい、先ほどまでの多幸感しかない空間の余韻が押し寄せてきて、デヘデへしてたら終わってた笑

 

曲終わりMC

宏介「続いてはクリープハイプから尾崎世界観さん!クリープハイプともインディーズの頃からの付き合いで。さっきのBIGMAMAといい、やっぱり昔から知ってる人に昔の曲をやってもらえると嬉しいです。」

 

宏介「尾崎さんは田淵と仲が良いですよね」

尾崎「そろそろ斎藤くんとも仲良くなりたいんですけどね」

宏介「僕も尾崎さんと仲良くなりたいのに、コイツ(田淵)は自分の友達とバンドメンバーが仲良くするのが許せないらしく、邪魔してくるんですよ笑」

(田淵ニヤニヤ)

 

尾崎「そうなの、だから未だに連絡先も交換できないんだよね。交換したら田淵に通知が行くようになってるから」 

田淵(「見ているぞ~」と目ひん剥いて監視している素振り)

 

2017年の対バンの時も、宏介・尾崎には何とも言えない距離感があったけど、田淵のワガママが原因だったなんて、コイツどこまで捻くれているんだ…

 

そんな感じで話している途中で急に

尾崎「さよなら第九惑星(早口)」

宏介「待ってってば~!(チューニング)やってるでしょうが!!」

尾崎「今のでちょっと距離縮まったたかな?さよなら第九惑星(早口)」

 

そのまま空間を切り裂くギターが鳴る、さっきまでは『ライドオンタイム』がアリーナ会場ですら一瞬でダンスフロアに変えてしまう位に曲のスケール感が大きかったのが、一瞬で新木場の天井が下がって渋谷クアトロ並のキャパになった笑

 

ちなみに、ここでは宏介が珍しくジャズマス弾いていた。そして事件は1番サビ終わりに起きる。

 

ふと田淵と尾崎で謎のアイコンタクト、不敵な笑みを浮かべながら2人して宏介に近づく。尾崎は宏介の左側に行って、首を傾けてくっつく。一方左側では田淵も便乗して宏介に頭を寄せるたりしてじゃれる。(こんな感じ↓)

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挙句の果てには 尾崎が離れてたのに田淵は「せっかくの機会だし」みたいなノリでそのまま1人残って隣でじゃれ続けてた。

 

そして極めつけは尾崎「嫌いだ~こんな田淵は」と歌詞替え笑。

この前のロッキンでも思ったけど、尾崎世界観ってほんとうに「キングオブ人たらし」なバンドマンだよな…計算しつくされたあざとさ。

 

そしてさっきから女性陣が血吐いてくたばりそうな瞬間ばっかりじゃねーか!男の俺ですらキュンキュンしてむず痒いわ!!

 

そのまま最後はクリープの『栞』カバー

やっぱ良い曲だよね、ロッキン後に聞き返せば良かった笑

こちらはBIGMAMAと違い、宏介辛そうな瞬間もなく歌えてた。

 

全編通してBIGMAMAの余韻が強すぎて記憶がボンヤリしたままだったから、あっという間に終了 

 

SKY-HI

 

暗転してTKOドラムソロが始まる、シュガーソングのイントロドラムが鳴ったと思ったら、 イケメン登場!急に出てきたから心臓に悪いわ!!そのままフリースタイル!!!

 

ここまであまり構ってもらえなかった貴雄がメッチャ嬉しそう。内容はHIP HOP門外漢向けに「いまから自由にやてくぜ~タカタカドラムに合わせて時にスロウリー」みたいな感じ(雰囲気が伝われば幸いです)

 

そしてそのまま『Driver's High』 JAPRISONツアーで聞けなかったから尚更嬉しいぃぃぃぃ

宏介がギターとコーラスで参加した曲で、ロッキン2017以来の2人並んでの披露

www.youtube.com

  

音源被せてる?まんま再現すぎてUNISONさんの演奏力にビビる。

2番の宏介コーラスが本当にすきで、また見れるなんてなぁ〜〜名古屋のファンタイム7の時に「次のためにコラボ曲はとっておく」って言ったのは今日のためだったのね!

 

曲終わりMC

宏介「さっきの尾崎さんもなんだけど、SKY-HIと田淵と僕は同じ高校で、日高くんが前髪を下ろしてる時は斎藤派、分けてる時は田淵派っていうのがあって笑」
日高「それスタッフとさっき15分くらい話し合いました笑」

(田淵がこれ見よがしにセンター分けを強調し、「今日の日高は俺のモンだ!」 的な目線)

 

そして蒙昧。宏介のアコギはもちろん、またしても「田淵智也がイスに座って演奏する」瞬間に立ち会えるとは…

 

個人的には田淵やることないから、ベースおいてずっと垂直飛びして体力オバケっぷりを見せてもらいたかったけど、仕方なし

 

ド頭のラップは宏介と日高のユニゾンで!!SK-Ⅱの再来だな~この2人も声高いし、声質が似てるというか、合わさるとメチャクチャきれいに混ざりあうんだよな!!

 

アルバムの中でもリズム・歌メロ共にロックバンドとは全く異なるアプローチだったけど、ライブで聞くとより違いが際立つ。間奏の緑の照明がすごくよかった!

 

ラップの「都の西北がルーツ」でキチッと左上を指差すエンターテイナー日高さん、

「田淵さんに言っといて」では田淵が聞きたくねーよと言わんばかりにスラップ決めてた。

 

日高「UNISONトリビュートライブ、もう一段階ブチ上げたいと思います。盛り上がる準備できてるヤツ声出せぇ! 」からコールアンドレスポンス!さすがにこれはビックリした笑

 

田淵ブログに顕著に出ているけど、as you likeを信条とするUNISONのライブでは煽ったり「声出せー!」なんて絶対に見れない瞬間だから。

 

昨日はLiSAがやったのかなぁと思いつつ、我らが日高がやるならということでここぞとばかりに大きい声で答えた。

 

そして最後は『Snatchaway』UNISON曲歌ってフリースタイルを希望してたけど、歌い始めて納得した。この曲は自身のボースティング(HIP HOPの歌詞によく出る自慢で「オレってイカしてるだろ?」と歌ってる)だけど、今日はいつもと聞こえ方が違った。

 

こんなイケてるチームなんざ他にない!から始まり、歌詞の随所でUNISON先輩をリスペクトしている後輩の歌になる。

 

 

  

1サビ終わりでまたもやイチャイチャ発動、腕を交互にクロスする振付(動画1:14~参照)で、宏介が真似しながらSKY-HIに近づくwww.youtube.com

 

そこで1回やめたのに2番ラップ中にまたやりにきた。あの時のイタズラ小僧な顔よ!!

 

さらに田淵もどさくさに紛れて寄ってきて、変なギターとベースに囲まれてラップする日高というカオスな光景に笑 UNISONさん、後輩には自分たちから絡んでいくんですね。

 

日高後ろぉぉぉぉぉ 変なヤツもう1人いるからァァァァ(銀魂のツッコミ風に)

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そんなわけで終了、最近はバンドマンのハンドマイク披露するが増えたけど、やっぱ本職のラッパーは段違いだよな流石マイクマスターでした。

 

結局全編通して日高が歌ったのでMC斎&宏は拝めず、喜怒哀楽コラボ、間奏フリースタイルは12月のRAG豊洲で頼みますよ!!!

 

9mm Parabellum Bullet 菅原卓郎 滝善充

お次は9mm、卓郎はギター持たず白シャツハンドマイク、滝は相変わらずモジャモジャ、いきなり夜な夜なからスタートで、ドカドカすごかった。

 

宏介と滝のツインギター、TKOのツインペダル、1番最初に9mmライブで見た時に感じた「気を抜いたら殺されそうな音圧」を久々に体感した。

 

歌詞がUNISONなのがせめてもの救いで、音像はマジで殺しに来ている。フロア前方で聞くのは耳にダメージ大きい気がするな…

 

TKOさすがにちょっと辛そうにしてて笑 上着も脱いでた。田淵は今日イチの暴れっぷりで、滝さんに触発されたのかギア入ってすごいことに

 

お出かけ先で友達の犬に合ってじゃれ合う2匹

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宏介「言われる前に先に言っときます、15周年おめでとうございます!」
卓郎「ありがとうございます!UNISONは同期なんですよ」
宏介「バンドとしては同い年ですね」
卓郎「この前恵比寿のリキッドでやったイベントにも出てもらって。リキッドも15周年でね~」

 

宏介「にしても滝さんのギターソロすごかったね」
卓郎「ウロウロしてたもんね」
宏介「奇遇ですね、うちにもウロウロするヤツいるんですよ」(会場爆笑)

 

このやり取り、 飼い犬が手に負えないほどワンパクだけど、なんやかんやウチの子が1番可愛いと思ってる飼い主2人の会話って感じ

 

卓郎「UNISON SQUARE GARDEN15周年おめでとう!今日は呼ばれた側なんだけど…今からUNISONのライブをを乗っ取ってもいいですか!いけるか新木場ぁぁぁぁ!!??」

 

と、またしてもUNISONでは絶対見れない煽りから『Black Market Blues』

 

往年の名曲~沸いている人が心なしか年齢層高めだったのは気のせいだよね

 

久々に汚れた手をたたいたわ~てか9mmすら完コピしちゃうの、本日何度目か分からないけど3人ともバケモノすぎるだろ… 

 

宏介はギタリスト斎藤として本気だして、田淵は時折中村和彦さんみたいに弾いてて、TKOは完全にかみじょうちひろコピーのドカドカ

 

最後は『新しい光』 でまたしても往年の名曲。「これも8年前とかになるのか~そりゃアラサーになるよな~」とちょっとエモくなる。

 

宏介田淵滝の3人でキメに合わせてギター&ベースをグイって上げるポーズが鬼カッコよかった。
 

まぁ良かったけど、さすがに9mmの通常営業過ぎたのでは?

 

堂島孝平

この轟音の後に堂島さんて、どうやってギア変えるの?

と思ったら

「ぼーくがー今日も たーびにでる理由はー」

 

なんとアカペラで『さわれない歌』を最初に持ってくる。声の存在感でフロアの空気を一瞬で変えた。

 

プロconツアーオマージュ、舞洲ぶりということもあって、困惑。そして声の制圧力が尋常じゃない。さっきまでの轟音を一瞬で消し去った。

 

声質もだけど、歌メッチャうまい。ボーカルのタイプの違いもあるけど、金井で感じた違和感が全くなかった。宏介と堂島さん交互に歌ってたけど、一瞬どっちか分からなくなる時もあった。 

 

 歌い終わりにざわつくUNISONさん

宏介「何から触れればいいのか…」
貴雄「待って宏介がいく?俺から言ったほうがいい?」
堂島「ユニゾンの15周年をお祝いなので俺なりに感動ポイントを作ろうと思って、楽屋にあったみんなの私服、貴雄のTシャツ、田淵のデニム、宏介の靴を着てきました~」

貴雄「普通に楽屋泥棒じゃないですか!」

 

堂島「どう、感動した?」

(田淵困惑しながら NO )

堂島「ほんと?タオルでごまかしてない?」

 

すごい、一気に3人が困惑してるし、TKOがしゃべるほどの異常事態になるとは笑

 

宏介「さっきはかっこいいスーツ着てたじゃないですか笑!」
堂島「そう、集合写真撮った時はグリーンのセットアップ着てたんだけど、合わせたらジャスコにいる中2みたいになった」

(会場爆笑)

 

堂島「今は後輩感すごい感じになった。すごいオーバーサイズ」
宏介「貴雄のオーバーサイズですからね」

堂島「でも宏介の靴はピッタリだったよ、シンデレラフィット!」
宏介「まじですか?その靴BIGMAMAの金井くんにもらったんですよ。なので…あげます笑」
堂島「えっいいのー?…うーん…いらない!」

 

待て待て待て待て、金井が宏介にプレゼントした靴を今日履いてきたってエピソード、この流れでサラッと言うんじゃないよ笑

 

堂島「今日ツイッターでユニゾンファンのみんなはどう思ってるんだろうと自分の名前でエゴサっていうのしたんですよ。そしたら『今日堂島さん見かけたけど普通すぎて本人かどうかわからなかった〜』ってのがあったね。堂島孝平ってそういうところあるんです」

 

宏介「堂島さんには僕らがアマチュア時代、インディーズにもなってない時代から良くしていただいて。イベントのオープニングアクトで呼んでもらって。僕らが始めて知ったプロのミュージシャンが堂島さんなんですよ」

 


堂島「なんかいい話なのにこんな格好してごめん笑」
宏介「そのイベントの最後に堂島さんとセッションするっていうのがあって、そこで僕らを呼んでくれて、今思えば大人の力でねじ込んでくれたんでしょうけど」

堂島「そんなことないよ!UNISONって当時から今まで見た事ないバンドだったから ライブでもみんなポカーンで『ベース時々いなくなるね』みたいな。『ベース、ステージから消えたね』って」

 

宏介「今思い出したんですけど、その時堂島さんがステージからいなくなって俺ら3人だけになる時があって。堂島さん楽屋帰って全身田淵の私服に着替えて登場して」
堂島「え?おれそれやってた?2回目?」
宏介「やってました」

 

ちょうど直前にラジオ(ミューコミ+のUNISON特集)でそのエピソード聞いていたからタイムリーだった。

 

MCでは知らないフリしていたけど、絶対に確信犯だろ笑 最後のゲストだけあって、超高度なネタで全部かっさらいに来たな

 

曲フリ忘れちゃったんだけど、「堂島さんの記念ライブに呼んでもらったときにやった曲をやります。」堂島さんの曲で『SHORT CUTTER -音の遊撃手-』

 

UNISONっぽさもあったので納得の選曲。この時の3人が見たこともないような笑顔になって、今度は自分たちが後輩として先輩とセッションできるのをメチャメチャ楽しんでいた。

 

最後TKOが「ショートカッタァァァァ」と巻き舌気味にシャウト

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そして最後は『シュガーソングとビターステップ』で締め、音源まんま流すのかと懸念してたけどガッツリ演奏してた。

 

原曲以上に多幸感のあるカバー、今日のこの流れで聞いたら危うく楽し泣きするとこだったけど、堂島さん2サビミスってたな笑 

 

アンコール

 

出てきて宏介MC「あー15周年の特別な夜が終わってしまう…でも僕もう疲れたよ、パトラッシュ…こういうライブは5年に1番でいいかな笑。でもこうやって同じステージで先輩や後輩や仲間と一緒にできるっていいですね。15周年はデレデレするって決めたけど、来年からはいつもの怖いロックバンドに戻ります。」

 

「5年後にまたこういった事をやりますとは言えないけど、これからもユニゾンが世界一かっこいいバンドだって自分たち自身が胸を張って言えるような活動を続けて行きたいと思います。今日はありがとうございました!あと一曲だけ」

 

そんな流れで『プログラムcontinued(15th style)』ようやく周年記念ソングとして相応しい使われ方をされたな笑

 

最後の曲にして本日初めての3人だけの演奏で、トリビュートアルバムのお祝いコメントに金井が書いていた「一番きれいな三角形はステージの上にある」というのを思い出してグッと来た。

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最高の夜の締めに、最後の力を振り絞るように歌う宏介がとてもカッコよかった。やっぱりUNISON SQUARE GARDENっちゅうのは、スゴいバンドだな!

 

最後に貴雄が宏介と田淵に「ありがとうな」みたいな感じで満面の笑みで一礼してからジャーン!!

 

こうして伝説的なトリビュートライブは幕を閉じたのであった。 

 

まとめ

こんだけ曲やって喋っても2時間ポッキリで終了。情報量が多すぎて、体感時間は半日くらいだし、翌日は余韻で仕事どころではなかった。

 

こんな夜が5年に一回あるなら、5年後もどうせ「UNISONが好きで良かった」って思うんだろう。タイトルの通りだけど、UNISON3人とゲストの関係性が仲良しすぎて、やっていることはキチガイだったけど空気は完全に文化祭だった笑

 

とにかく貴重な瞬間にあふれていて、まずは歴代ライブぶっちぎり1位のMCの多さ、

今まで1回も見たことなかったゲストとのじゃれ合い、そして宏介がいじられる姿

 

UNISONのライブで客煽りが見れたのも、今日ならでは

 

結局はいつもの結論に落ち着く。 これからも圧倒的すぎるヤツお願いしますよ。

 

発表されたときはフェス形式で丸二日間やって欲しかったけど、これくらいの濃密さで2時間でギューーーーっとまとめた方が特別な夜になったのかな。 

 

いつかやってくれるトリビュートライブVol.2に向けて、各々好きなアーティストにカバーしてもらいたいUNISONの曲、UNISONに歌ってもらいたいゲストの持ち歌を考えておこうな!

 

ぼくはこんな感じ↓

 

www.crying-thankyou.com

 

それでは