公開直後に『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ・ライジング』見てきた。とにかくアツい!!見終わった後は「アツい」しか言えないマンになってしまった。
ヒロアカ映画の感想「アツい!! イヤーアツい!!! やっぱアツい! すんごいアツい!!! それでいてアツい!!しっかしアツい! アツィィィィ」
— しゅー a.k.a めがねかけてるだけ (@bumpofchokin) 2019年12月21日
「原作の最終回で考えていたエピソードを持ってきた」と作者の堀越先生がコメントされていて、どう抑えたって期待値が上がり切った状態で見たけど、まさにPLUS ULTRAしてきた!!
アニメ化以来ずっと追っていて、A組のみんなの頑張っている姿を見るだけで完全に親戚モードになってしまい笑 徹頭徹尾アツかったけど何がどうアツかったか、ネタバレモリモリの感想なので未見の方はご注意ください。
鑑賞後はこのポスター見ただけで胸がアツくなること間違いなし
ポイントは以下の4つ
ド真ん中ストレートの王道オブ王道な展開がアツい
まず最初の展開がメチャクチャ速い。今年のクレしん映画『新婚旅行ハリケーン』並み、始まったらもう舞台の場所にいる。
本州から遠く離れた南の島でのヒーロー活動でヴィラン等いるはずもなく、町のなんでも屋さんとして島の皆さんをお助けする姿でA組みんなのキャラと個性をサラッと紹介。今回のキーパーソンの活真くん真幌ちゃんとも絡み、活真くんの姿に自分を重ねるデクくん
そんな中!ヒーローは自分たちしかいない島にヴィランがきた! 助けも呼べず交戦するもやや押され気味で引分け、翌日作戦を考えてA組全員の総力を結集して島の人を助けつつ敵を倒す。
伏線も回り道も一切ないプロット!怪獣映画のようなシンプルさ。敵の描写もほとんど省き「よく分かんないけど、メチャクチャ強いヤツらが来た」という形で恐怖心を煽る。(入場者特典コミックスで背景を補足するのが今っぽい)
この究極にシンプルなストーリーだからこそ、A組全員で一致団結して今日的に立ち向かう姿にグッとくる。
バトルがアツい
そんな強いヴィランとのバトルですが、敵もちゃんと王道の悪者っぽい。複数個性持ちのナインに、いろんな動物の要素持ってるキメラ、実質 全身刃物のスライスと、奇をてらったキャラは包帯で巻いた物体を操れるマミーくらいだけど、他3人はまさに正統派ヴィラン(悪く言えば既視感アリ)な出で立ち。
助けが呼べないのはもちろんだけど、そもそも強いヴィランじゃないと「みんなで倒さないと」ってならない。前回の映画はメインの悪役以外は下っ端感があって、デクくんオールマイト以外のバトルが見劣りしてしまったが、今回は上で書いた通り3人がどれも強い!
そんな相手にどう戦うか、勝真くんがマクガフィンと分かって取った策は籠城からの敵の切り離し、チームアップしたA組メンバーがそれぞれ戦う。知恵も個性も総動員。ここまでA組全員集合で戦うのは意外と本編では少なく、おそらくUSJ襲撃事件以来では?
そんなA組に対し、テメーらの小細工なんか知らんとばかりに正面突破するナイン、要は3つの局面での同時進行バトルも正に王道な展開で、どう料理してもサマになるヤツですよ。音楽でいうカノン進行的な演出だけど、そこに至るまでの理由を少ない時間で細かく描いてくれるなら、こっちは全力でその掌で踊りあかしてやるよ!!!
まさにヒーローショーさながらに
がんばれーー!!!!
と応援タイムが欲しい。この作品なら応援上映参加してみたい。本当に応援したいもん。なんなら見てる時メッチャ手握りながら見てた。
最初のバトルもそうだけど、戦うだけが活躍ではない。状況見る人も伝達もいる。 みんながみんな英雄、成長してる。A組は個性使いすぎるとガタが来ちゃう人が多くて、そのガタが来ている中、PLUS ULTRAしようとしている姿にグッときてしまう。お茶子ちゃんキラキラ出したり、上鳴りはウェイになるし峰田は血が出たり、青山くんは漏らしてしまったり笑
あとトキメキが止まらなかったのが、「あーー活真くん逃げてぇぇぇぇぇ」のタイミングでデクくんが登場するシーン、それだけでありがとうなんだよなぁ。昔はルフィやナルトにその眼差しを向けていたけど、今はデクくん一直線です。
いちいちセリフがアツい
劇中でのセリフがいちいちカッコイイ。一部は入場者特典のコミックスにも書かれていて、鑑賞後に見ると思い出す。これも特典の良い使い方だと思った。
一部を挙げると
常闇くん「ここは俺の世界だ」
切島くん「何が来たって耐えてやる!」(安無嶺過武瑠ガキーン)
尾白くん「ここは俺が持ちこたえてみせる!」
言ってみてぇぇぇぇぇぇ人生で一度でいいからオレも言いてぇよ
ベタベタなセリフだけど、そのセリフが出るまで丁寧におぜん立てしてくれるから違和感なく入ってくる。
ヴィランが最初にきちんと船も通信基地も襲撃。携帯も繋がらない中で機動力がある常闇くんに応援を呼んでもらうため、自分は足止めに徹する尾白くん、ここで「ここは俺が持ちこたえる!」が出てくる。原作では影薄いな~なんて思ってたけど、一瞬で好きになっちゃったよ。
あとシネマシティで見たからか、デク役の人の気合が段違いだったのか、声が仕上がりすぎだった。とくに活真くんへの語りかけ優しすぎて、それだけで泣けてくる(我ながら早いと思った)
デクと爆豪の共闘がアツい
やっぱりここですよね。前作の「デクくんとオールマイトの共闘」を超える要素といったらこれくらいしかない(だからこそ、原作最終回はどうなるのか本当に今から楽しみ)
どうしようもない強者の前に協力せざるを得ないというドラゴンボール的展開、最後ワンフォーオール譲渡してからは、もはやスーパーサイヤ人になってたのは鳥山明リスペクトのオマージュ?クライマックスのバトルシーンでBGMだけになるのは、ゾーン入ってる感あってよかった。
ただ「ワンフォーオールは自分の意志で戻すでいいじゃん」ってのはある。意志を持つのはまだしも、気絶したから譲渡完璧になりませんでひたって、見てる時は泣いてて流してしまったけど、見終わった後にはひっかかった。
こんな感じ! 書き出して改めて、やっぱりアツい!マジで全編良かったんだけど、ダメ押しの最後のセリフが1番アツい。 最後のデクくんの活真くんへのセリフ、聞きました?最後の最後に1番泣いたよ。
「君はヒーローになれる」
予告でオールマイトが「次は君たちの番だ」って言ってたし、事実上のヒーロー活動で それだけで勝手に泣く親戚おじさんやってたけど、このセリフをデクくんが言ったこと
が感慨深すぎる。このセリフを言えるようになるまで成長したとは、頼もしいヒーローになったねぇ(号泣)
同じくらい大事なセリフの「僕が来た!」を使わなかったってことは、原作クライマックスで登場するんですね、あーもう今から泣ける。相当難しいと思うけど、必ずこの作品をPLUS ULTRAするアツいヤツが来るのを楽しみに待ってます。
それでは