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ブームの後の文化を育てられるか?フリースタイルティーチャー雑感(2020/07/07放送)

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色々あって5年間続いたフリースタイルダンジョンが6月で急遽終了、枠自体は残り新しいHIP HOP番組としてフリースタイルティーチャーが始まりました。

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あんな形でダンジョンが終わってしまったのはメチャクチャ悔しいし、ダンジョンの思い出とか個人的な総括は別でやるとして、自分のブログ内では数少ない連載コーナーなので、見限るまで書いていきます!(MC松島はyoutube動画上げるらしいし、自分とほぼ同時期にダンジョンの連載始めたサイゾーさんもおそらく続けるだろう)

 

テレ朝公式によると「ラッパーとラップ好き芸能人がタッグを結成!二人三脚でバトルを目指す! ヒップホップの歴史や伝説的人物を解説するコーナーも!」とのことで、番組はフリースタイルラップ講座とHIP HOPの歴史や文化についての授業の2部構成。

 

番組コンセプトは、コロナにより通常の収録が困難になった4月に特別編として行ったやった企画が元になってます。ジブさんも「これはこれでアリ、別で番組やりたい」と番組中にコメントしていた程に手応えを感じていて、思いがけずスグに実現したという流れ

 

2週に渡ってオンエアされ、紺野ぶるまさんの頭の回転の速さにビビった。

www.crying-thankyou.com

後編

www.crying-thankyou.com

  

メンツはMCがジブさんと青山テルマ、教師になるラッパーはKEN THE 390、DOTAMA
、TKda黒ぶち、輪入道。教わる側の芸人さんはレイザーラモンRG、カミナリの石田たくみ、紺野ぶるま、ゆりやんレトリィバァという座組

教師生徒共に1クールで入れ替わりらしいので、今後はR-指定やFORKはじめ、歴代モンスターが出てくると思われる。マッチング→1ヶ月の特訓→総当たり戦の繰返しになるのかな。

 

まぁコンセプトからメンツからマルっと刷新なので、今までと別物なのは当たり前。ダンジョンだって最初は旗持って山車に乗って登場してたし(笑)、ここからの調整次第でしょう!楽曲紹介になると流派Rと被るし、HIP HOPバラエティとして楽しんでいければ

 

 

 

ラッパーと芸人の公開お見合い

そんな訳で本編の感想ですが、中々にキツイ盛り上がらないお見合いでしたな笑

最初にラッパーと芸人でペアを組むにあたり、お互いに自己紹介フリースタイルやってから質問コーナー、最後に芸人ドリームマッチの如く芸人からラッパーへ告白してOK出ればペア成立というマッチング回でした。

 

芸人とラッパーお互い距離感分からずチグハグな空気感で、ボケに対して誰も突っ込まない。当たり前だけど、ジブさんって粛々と進行していくからボケてもそんなに触れないで「じゃぁ次」ってなる。芸人4人の中もカミナリたくみしかツッコミいないから、とてもじゃないけど捌ききれない…

※出演者同士はアクリル板で区切られ距離も保ってたから物理的な距離もあった

  

紺野ぶるまさんは相変わらずの仕上がり、R-指定先生からの講義見たかったな~

ここまでやってきたアクリルの茶 もうひっくり返すぜ私の

紺野ぶるまその辺の女と混同するな

コンプラ上等 ノーブラで登場 トップが立つぜトップに立つぜ

チ〇コもラップもさせてくぜ膨張 いらねぇぜ旦那への変な同情 

細かく踏んで名前で全踏み、パンチラインまであって、もうこれレクチャーいらんでしょうw 

カミナリたくみはアメトーークもそうだったけど「自分、ヘッズなんですよ!!」アピールがすごい笑

 

フリースタイル珍しいケンザは俺の横にあるアクリル板 シュッとしてるからって甘く見るな と話の流れのままに自分のキャラにも合った内容をサラッとラップして流石

TKは相変わらず要領得ないし、DOTAMAは緊張してた笑?

ってかDOTAMAって歴代教師なお堅い家庭だったんですね…ラップで食ってくって話した時はモメたんだろうな

 

そしてやっぱり輪入道は向いてない気がするんだよなぁ、不器用なんだし教えるの苦手そうだもん笑!見た目的にツッコミ辛いから、長々フリースタイルも「もうええわ!」って強く言えない。全編通して、他の発言も大概やばかったぞ!

全MC共通してだけど「~みたいなことはしねぇ」 「~しんないけど」ってラインがどうも好きになれないの思い出したわ、

 

後半はお互いに質問コーナー「ラップをする上で大事なことは?」「バトルに負けたらどう立ち直る?」等々、当たり障りのない感じだったけどたまに面白話が聞けた。「頭の中で勝つまでバトルする」って回答はとてもケンザっぽい。帰り道でメッチャ考えてる姿イメージできる。

「ラッパーのマイクの持ち方」とかニッチな解説を偶然聞けるのは良かった。誰か身振り手振りも質問してくれ

 

マッチングタイムは芸人からラッパーに対し告白して、被りがあれば「ちょっと待った!」となり、ラッパーが応えるけど、受け手のラッパー陣のリアクションが淡々としててイマイチ盛り上がらなかった…笑

 

最終的に輪入道・RG、TK・ゆりやん、ケンザ・たくみ、DOTAMA・ぶるまのペアになり、来週からレッスン開始!

 

ティーチャー要素を一手に引き受けるKダブ

中盤には「ミッドナイトHIP HOPアカデミー」と題してKダブ先生によるHIP HOPの文化や背景を教えるコーナー、こちらはまぁまぁ良かった。HIP HOPやファンクの根本にある、ブラックミュージックにまつわる話。初回の今回は今起きているBLACK LIVES MATTERについて、黒人たちの命を粗末に扱うなと訳していた。

 

自分はほぼ理解できてなかったから、少しの時間だったけど勉強になった。

「ブラックミュージックはアフリカのイズムを表現し続けている」ってのは目から鱗だった。なのかが分かった。本来自分たちが持っている感覚を忘れないための、あのグルーヴなんだ。

もうちょい尺欲しかったし、なんならAbema限定でフル流してくれ 

とはいえ、かなり思想強い人だから鵜吞みにせず「この人はこういう風に考えてるんだ~ちょっと調べてみよう」ってなるキッカケになれば良いかな。

 

まとめ 

 今回はマッチングのみということもあり、本格的なレクチャーは来週からなので、どこまでティーチャー要素を出せるか、あまり期待値は上げすぎず楽しみにしていきます。

グダグダはあったけど、ダンジョン打ち切りから少ない準備期間もあるし、まだそんな文句垂れるコトはないと思う!気になるポイントは多かったけど笑

 

最初は「青山テルマいるか?」と思ったけど、今回みたいなトーク回では毎回リアクションして間を繋いでくれてマストだった。芸人がラップして「やっぱ本職スゲーな」ってなるのと同じで、 ラッパーがバラエティやってもぎこちなくって見てられないから、結論プロはすごい。

 

生徒役は芸人でなく、完全な素人や他ジャンルのアーティスト、始めたての若手ラッパーは難しいだろうか。なんなら育成番組みたいな感じで

企画変わるけど、NHKの『芸人先生』みたいに、ラッパーの視点から普遍的なトピックについて話す回も見たいけど、知名度の低さとか難しいかな。もしくは完全に関ジャムスタイルでお送りするとか

 

お笑いとフリースタイルラップの共通点と言えば「即興性」なので、別にHIP HOP好き芸人ではなく、大喜利が強かったり、即興性が高いネタをやってる人を出して親和性の高さを見せてくれたら面白いと思う。そういう意味で、紺野ぶるまさんはメチャクチャ楽しみ

 

 

それでは